九乃カナ

九乃カナさま

ゆあんさま企画【葉桜の君に】＜筆致は物語を超えるか＞参加第四弾に応援コメント、ならびに星をいっぱいと素敵なレビューをありがとうございます。

うん、奇矯かな。
そういえば、幼いころに神社の桜の木に登ってセミをよくとりました。
枝の上で体が固まっちゃって怖くて降りられなくなったわたくしに、父が言いました。
「うけとめるから、大丈夫だから、とびおりてごらん」
いや、そんなことをすれば、わたくしの体重で父は倒れる、靴の跡がシャツにつく！　と思って、ぎこちなくもそろりそろりと、枝をつたってはい降りました。
父は後にわたくしを「石橋をたたいて、渡らない」と評しましたが、大学生時代には悪化していて「石橋をたたいて、割っている」と言われました。
ごーん。がらがらがら……。
時折むしょうに、人を信じてみたくなります。





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水木レナ