最近更新が滞り気味で申し訳ないです。
本業が社畜なもので、どうしてもトラブルが起きると…ええ、お察しくださいませ…
そんなこんなで、今回は近況ノートへ私の実体験を書いていこうと思います。
都市伝説・怪談とも言い切れないお話ですが、ご一読ください。
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それは、私が高校生の頃。
親戚が亡くなり、その供養かお参りかで、高野山へ行ったことがありました。
冬の寒い日だったため、お堂の床には暖房カーペットが敷いていたのを覚えています。
母と弟の横で、私は静かにお経を聞いていましたが、次第に暇になってきました。
そんな時、ふと、目の前に白いモヤが立ち上っていることに気がつきました。
そのモヤは、地面から天井の方へ、いくつも上っており、時には右へ、左へとフラフラと揺れているのです。
また銅鑼の、シャーン、という音にあわせて勢いよく天井に消えていくなど、実にさまざまな動きを見せてくれました。
お堂の中を見渡すのに飽きてきた私は、モヤの観察をして時間を潰すことにしました。
そして読経が終わり、お堂から出た私は、弟に声をかけます。
「カーペットから変なモヤが出とったね、何やろアレ。焦げ臭くはなかったし」
「わからん、でも確かにモヤ出てた」
そう話す私たち姉弟に、母が驚いた顔で聞きました。
「えっ、何それ知らない…」
「え? 結構目線の高さにあったけど…カーペットから出てた、細長いモヤやで。いくつも出てたやん」
「お母さんにはそんなん見えてなかったよ…?」
おおぅ…、という声にならない声を漏らしながら、私は考え込んでしました。
単なる湯気のようなものかと思っていたのですが、ほぼ座高が同じ母が見えてなかったとなると、心霊現象を疑ってしまいます。
さらにその後の帰り道、弟が急に気分が悪くなったと言い出し、原因不明の発熱を起こしました。
歩くことはできそうだったので、慌てて家に帰ったものの、帰宅する頃には弟の熱は下がっていました。
結局、あれはなんだったのでしょうか。
もう一度行けば分かるかもしれませんが、あまり気が進みません。
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以上となります。
みなさまの不思議体験も、ぜひ教えてくださいね。
では、ここまでお読みいただきありがとうございました。
また作品の方でお会いいたしましょう。