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新作『sugar.』(と、salt.の裏設定)

『salt.』続編の『sugar.』を公開するにあたって、個人的になかなか難しい点があって、どれだけ性的な表現を避けられるかってゆう事なのですが

『salt.』にほぼほぼ性的な表現がなかったのに対して(主人公二人の絡みなし)
『sugar.』はむしろ、それが主体の問題になっていくので、
どんな表現まではOKかなと恐る恐る考えています。

元来公開する事に対して、異様な程のビビりなのでそんなに激しいエロさにはできないとはおもうのですが、
ストーリーの展開上直接的な事も含んで、デリケートな気持ちの変化とかも表現できたらと考えると、改正がなかなかてこずりそう…


なんだかここ最近、カクヨムさんに小説を移行しはじめて気づいたのですが、物語を紡いでいくのももちろん好きなんだけど、設定を考えたり埋めたりするのがとても楽しいです。


『salt.』本編で最後に微かに触れたきり補完しきれていなかったのですが、礼には年の離れた母親違いの兄4人と姉が1人います。
日本のKBP設立にも深く関わった資産家が礼の父で、
正妻との間の

長男・慶一郎(けいいちろう)
次男・基博(もとひろ)

という40代の兄ふたりが今は家業の跡を継いでいます。
その下に

長女・初子(ういこ)(30代半ば)
三男・航生(こうせい)(30)

がおり、末っ子航生は出来た兄とは違い甘やかされて育ったせいでだいぶやんちゃという設定です。
まだ正妻存命中に、お妾さんとの間に産まれたのが

陽一(32)

陽一は、自国に帰った母親の元から引き取られ、実質、長女初子と末子航生の間に産まれた三男として中西家で育ちます。
特別意地悪をされたりするような事はなかったけど、可愛くない弟と、どこかよそよそしい兄達に感じていた疎外感が
幼い弟の礼を初めて見た瞬間パーンとはじけて、あんなスーパーブラコンになったという経緯です。

本編で国彦と礼の記憶の中では、害獣から助けてくれた時、急に現れたみたいになっていますが、実は礼が産まれた時から陽一(ロミオ)は礼の存在を知っています。

父親は高齢で出来た最後の子供(礼)を溺愛していましたが、世間体や家族の反対で自分の息子より若いような、年の離れた嫁を家にいれることができませんでした。
実際、礼自身も5才の時に亡くなった父親のことは記憶にあって、それでもあまりの高齢さに父親とは思わず、当たり前のように祖父だと思っていました。

その父親が礼が5才の時病死し、そのお葬式の場で陽一と遊んだのは覚えているけど、22歳のまだ好青年な風情を残した陽一と、再会したロミオが礼の中では一致しませんでした。

陽一の裏設定として、
〇初恋が礼の母親という事
それと、
〇リアルにバイセクシャルな要素も持ち合わせているんだけど、
恋愛的な好みで言うと実は礼より国彦の方がタイプ…
というのだけはかなり早い段階で決まっていた覚えがあります。



☆『sugar.』からの新キャラクター

篠原一巳(しのはらかずき)は、
バスケ部の先輩。
ペドフィリア、サディストといった少し危険な設定です。
幼児性愛……の対象になるほど礼は幼くはありませんが、可愛らしい見た目と反抗的な態度から、礼は変に気に入られてしまいます。


結城奏(ゆうきかなで)は、
後輩。メガネ、気弱。
普段は真面目な優等生なだけに、自分の尊敬する人から言われたことに従順かつ研究(?)熱心。
国彦に憧れていて、ヤンデレの気質が強い。


この二人が新たに『sugar.』の本筋に深く関わってくる予定です。
滑り出すと早いとはおもうのですが、始まりがなかなか決まらず公開いつになるやらです。

また『salt.』シリーズ、お付き合いいただけると本当に本当に嬉しいです。
とても長い近況報告になりましたが
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます^^

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