考えてもどうしようもない話、それはクラスタ化
クラスタって何それ? 美味しいの? って人向けにざっくり説明しておくと、統計解析の用語で傾向が似ている、みたいな集団のこと
カクヨムで言えば、誰かが仕切ってグループを作ったりしてるわけじゃなく、なんとなく作風とかが似てる人たちが互いにレビューしあったり近況ノートで交流したりしてるうちにわりと面子が固定化してきてるな、みたいな
それを悪く言う人は「相互」と呼ぶ
だってねぇ、自分が書きたくて書いた作品を好きって言ってくれる人が書いたものなら、かなりの高確率でそっちも自分好みの作品である可能性が高いじゃないですか
そりゃあ仲良くもなりますよ
そうやって一人ひとりを紙の上に点で表示し、フォローとかでつながっている同士を線で結ぶ、レビューやノートのやり取りの多い少ないは線の太さとかで表す
そうやって可視化すれば、すこしずつ重なりながらもやっぱりもやっとしたグループみたいなのってできてるわけです
ユーザー企画なら立案者が中心にいるから厳密にはクラスタとは違いますけど、集まる人とか作品とかはやっぱり似た面子が集まりがち
そこにタグなりレビューなりを見て手を上げた人の作品が「最後まで」読まれるか? ☆やレビューをもらえるか? と考えると、既に集まった人たちの作風とあまりにも違ってると、作品の出来がそれなり以上でないとなかなかキツイかな、と
それなり以上(と言ってもハードルはかなり低いですよ)なら、そのクラスタ化した集団の作風にもよい影響を与えるだろうし、手を上げてくれた人のこれまでの作品も、出来はいいのにあまり読まれていないだけならレビューをいくつも書かれることによってクラスタ外の人にも目につくようになり、その人の作品を中心とした新たなクラスタができるかもしれない
ユーザー企画に手を挙げるにしても、読んでもらうためにはクラスタの作品をいくつか読んで自分の好きなタイプの作品を書いているところに参加する、そんな空気を読まなきゃならなくなるなら、ちょっと息苦しいですね
クリスマスでバタバタするまでの私が考えていたのってそんなことだったんですよね
ま、あわよくば運営の目に止まりアンソロジーとして出版なんて腹黒いことも考えていなくもなくもなくもなかったですけど
というわけで、前のノートに書いた「☆をつけない勇気」って話ですが、ガチで評価するかぬるめの評価でいくか、という点
もう外野から何か言われることもないので、まったくの内輪のルールですね
切磋琢磨しあおうぜ、ならガチで評価
ユーザー企画なら交流優先じゃん、だったらよほど好みに合わないのでなければ☆3つが基本になっちゃう
テーマがバレンタインならぬるくていいじゃん、と私は思っているのですが、表現方法を見せあおうよ、という意図の今回のお題なら基準は☆2つにしたい気もする
優良可みたいな
まったくもって問題外ならPVがのみ
どうでしょうね?
言い出しておきながら、私の気持ちはユーザー企画ならぬるめがいいのかな、に6:4で傾いている
お祭りみたいなものなんだから辛口な評価は近況ノートでやればいいし、☆をいくつつけるかは明文化しないでその人の感性にまかせればいいのかな、と
でも、ユーザー企画は☆の荒稼ぎみたいな輩が湧いてきたらいやだな、とも思って
イノセントを装ってあちこちのユーザー企画に作品出して、ある程度☆を貰ったらこっそり企画から抜けちゃうの
ま、本当に現れたら運営に通報して次回から対処、ですかね
全然関係ないけど、年末に『おにぎりスタッバー』が書籍化された大澤めぐみさんって外部のブログを使って「ユーザー企画」やってたんですね
「本物川小説大賞」ってタグを見るたびになんだろう? って思ってたんですけど、ググってやっとわかりました
そのブログを見ると、彼女(女性か男性か知りませんけど)にとってはせっかくひっそりやってたのに「ユーザー企画」って枠ができちゃったの、「余計なことしやがって」なのかもしれませんね
セルフプロデュース用の複アカっぽいのをいくつも引き連れてるみたいなのはアレですが、でもそうしないとスタートダッシュで人目につきにくいし、実際私も『おにぎり』や『中年おじさんの作り方』に出会えなかったかもしれないし、策士っぽいけどリアリストっぽくて通報するほど嫌ではないです
あ、この人の『中年おじさんの作り方』と『ココナッツサブレの歌を聴け』は未読ならそれほど長くないのでお薦めですよ
『おにぎりスタッバー』は面白いけど、わざと改行しないとか独特の文体で読みにくいのでご随意に
というわけで、ここは雑談のページです