おはようございます、黒猫ポチです。平成も昨日で終わり、今日から令和です。
黒猫ポチは昭和の生まれですので、まさに「昭和は遥かな昔の時代」になってしまいました。
本日、『俺の元カノが義姉に、今カノが義妹になって、家も学校も・・・』の第270話、つまり本編の最終話を公開しました。あとはエピローグが2話残っているいるだけです。
以前の近況ノートにも書きましたが、元々のオリジナル作品での結末を教えます。
6年後の拓真君の横に立っているのは唯です。ただし、『消去法』で唯が立っています。
元々、この作品は別のラブコメ小説として作ってあったのですが、それを『僕は普通の高校生活を送りたかったのにMIKIが引っ掻き回して困っています』の6年前、つまりスピンオフとして作り変えた時、一つの問題点がある事に気付きました。
それは6年後のトキコー祭(学園祭)にメイド服が3着しかなかった事、この小説では生徒会の美少女が4人でてくるにも関わらず『僕は普通の高校生活を送りたかったのにMIKIが引っ掻き回して困っています』の作品の中で「生徒会三役が・・・」というセリフがあるので、6年後にメイド服が1着少ない理由を『俺の元カノが義姉に、今カノが義妹になって、家も学校も・・・』で明かす必要があったのです。
つまり、藍をトキコー祭から排除する必要がありました。
最初のストーリーの流れでは、拓真君は唯の嫉妬深さが原因で大喧嘩に発展し、その事で藍を選ぶ事になります。序盤に藍に惹かれていくような描写があったのは以前のストーリーのままだったからです。
しかしながら、拓真君が藍にその意志を伝えようとする直前、藍は唯を庇う形で交通事故で亡くなります。最後に唯に「拓真のことは頼んだわよ」と言って息を引き取りますが、トキコー祭の時に藍が使う筈だったメイド服は棺の中に入れたので、結果的にメイド服は6年後には3着しか残ってない、という形になるはずでした。
元々のストーリーでのエピローグは、その事故から6年後、拓真君と唯が藍の墓の前で結婚の報告をしてエンディングを迎えます。
このシナリオを書き換えたのは、藍を死なせるのが惜しくなったこと、それと作者自身のお気に入りキャラが舞だった事から、大幅に書き換えて公開したようなシナリオに作り変えました。
やや強引なエンディングだったのは作者自身も分かっています。キーパーソンともいうべきお姉さんの存在が無理矢理感を作っているのも否めません。この辺りは文才の無さと受け止めています。
アナザーストーリーとしてこの作品を作り変えるなら、第4話『さっそくラッキー』で、拓真君が藍のブラジャーで窒息死しそうになって飛び起きる前の夢の出来事として本作品を、夢から覚めた後の出来事をアナザーストーリーとして作る事になるかと思いますが、意欲が湧いたら作ってみようかと思います。ですが、今は別作品を書いている最中ですので、将来の作品候補の1つとしてメモにしておこうかと思います。
因みにホントの意味での最初の小説でのヒロインの名前は『唯』でした。『唯』という名前をつけたのにも理由があります。設定については最終話を公開した後に書こうかと思います。