• 異世界ファンタジー

挿絵🍮八皿目 デザート『ミレたん、デザートを求む』

【本文抜粋】

「うーん……よしっ♪
これは──《ごめんねのプリンセスパフェ》だねっ♡」

満面の笑みでそう名付けたミレアに、フェリシアはぽかんと口を開けた。
そのネーミングはあまりにも子供じみていて、あまりにも愛らしくて──
……そして、どこまでも“作られているように”思えた。


【解説】

ミレアの笑顔は、純粋でありながらどこか計算された“甘さ”の象徴。
この瞬間は、優しさと支配が入り混じる“終焉の神”の食卓。
デザートの名に隠されたのは、愛と罪を“味”に変える、彼女なりの許しの形。


※七皿目の挿絵はありません。

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