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二回目の『叫べない。叫びたい。叫べたい——』と、今日の栗スタンプ🐶

こんばんは。『音に、音はない』第50話を更新しました。
https://kakuyomu.jp/works/16818792435869696813/episodes/16818792439059860411

今回のタイトルは、第10話と同じものをあえて使っています。10話で描かれた心の声の一部が、この50話にも登場しますが――結末はまったく異なるものになっています。10話から50話までの道のりは長くも感じられ、その間に音羽と澪が大きく成長してきたように思います。

物語の後半については、とくに優しくて思いやりのある方ほど、少し心配になったり悲しく感じたりするかもしれません。
けれど私が「現実から着想を得た」と言っても、その現実はもう十年以上前の出来事で、しかも私自身のことではありません。
そして小説のように後で気を失うような展開もなく、実際には私たちは道路脇に座り込んで、ただ長い間泣いていただけでした。なんというか、本当に劇的なものではなく、ただの世間知らずな子ども二人が道端で泣いていただけ――そんな光景なんです。

子どものころは心の受け止め方が未熟で、学校や家庭での出来事ひとつひとつが「自分の世界を壊してしまうもの」に思えてしまうこともあります。でも大人になって振り返ると、当時の気持ちを細かく覚えていることは少なくて、「あの頃はそうだったな」と笑って話せるようになるものです。

実際、その後みんなそれぞれ結構いい大学や大学院に進んで、今は不自由のない生活を送っています。だから「生きていてよかった」と心から思えない瞬間があったとしても、あのときのように「生きるのをやめたい」と思うことはもうありません。いつか必ず、「生きていてよかった」と感じられる日が来るのだと思います。

これは、風さんのように優しく心配してくれる方への、ひとつの答えでもあります。

それから、今日撮った栗のスタンプっぽい写真をちょっとだけおすそ分け〜週末、みなさんが楽しく過ごせますように。

4件のコメント

  • こういうときって、もう、ことばにはできないよねー。

    サラ・ヴォーンの『Words Can't Describe.』でも、聴こうっと
  • 生きていてよかった――こう思える日々を送れるようになったこと、本当に素晴らしいと思います。

    クリ君の鼻のアップ!(*´艸`*)
    本当にありがとうございます(*^^*)
  • 風さん、おはようございます。この曲、好きです!ありがとうございます!
  • ファラドゥンガさん、おはようございます!あの鼻ショット、めっちゃ好き!
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