『その蝶が彼に向かって飛ぶ理由』に空何(くうか)さんからレビューをいただきました。
(お礼が遅くなってしまって申し訳ない)
さなぎが羽化して、羽ばたくところで手が届かなくなってしまった。
https://kakuyomu.jp/works/16816927861451808287/reviews/16816927861482105101素敵な言葉をありがとうございます。
続き……続きは、どうなんでしょうか。
このお話は、語り手の彼女が小さい黄色い蝶の正体に気付くまでだなあと思って書いていました。文字数的にはそれもかなりぎりぎりで、途中の描写をかなり削り落としたりもしましたけれども。
なので、気付いた瞬間にお話を終えたのですけど、確かにそれは「これから始まる」瞬間でもあったなあ、とレビューをいただいて思いました。
これはわたしの好みの話なんですけど、その気付いた瞬間とかそこまでの部分がとても好きなんですよね。自覚なし両片思いが好きなのはきっとそのせい。
思えば、去年のKACで書いた『語る君、駆ける君』も、何かが動くその手前までで終わらせていた……。
https://kakuyomu.jp/works/16816452219034585790これはもう、なんというか、業ですね。そういうのがきっと好きなんです、自分は。もうどうしようもないです。
あ、あと、最後に小さい黄色い蝶の正体をはっきりと書くかどうかはとても悩みました。悩んで、きっと書かなくてもここまでの流れで伝わるはずと読者の方に甘えることにしてしまいました。
語り手は気付いていないけど、その行動は周囲から見たらそう見えている、というのが伝わっていると嬉しいです。
画像は、ジャンルの週間ランキングが嬉しかったので記念撮影です。
読んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。