というわけで、完結! そしてなんと書籍化のお知らせです! ひゅー!!
気になる方も多いと思うので、先に書籍化についてのご報告をさせていただきますね。
この度、『月影に沈む覇道の行き先 ~養父と養女の辺境改革~』はTOブックス様より書籍化させていただくこととなりました。
これも皆様が本作を読んでくださったおかげです。本当にありがとうございます。
既に予約は開始しており、発売日は2026年4月1日。
イラストはニナハチ様に担当していただきました。
【Xアカウント】https://x.com/nijuunanayo
あのですね、トウカはめちゃくちゃ可愛いし、クラヴィスはめちゃくちゃ美人だしで、もうほんと、すごく素敵なイラストで、こんな幸せなことがあってええんかと思うほどでしてね。
是非サイトでチェックしてみてください。マジでトウカ可愛い。
また、なんとコミカライズ企画も進行中となっております!
こちらはただいま準備中ですので、続報をお待ちください。
それから、皆様気になるでしょう「Web版との違いはあるのか」について。
はっきり言えば大筋は変わりません。
大まかな流れだけで言えばWeb版と大差はないでしょう。
ですが一部設定の変更や追加シーンと、いくつか書き下ろしをさせていただきました。
書き下ろしの内容としては短めのお話が二本と、ちょっと長めのお話が一本となります。
短めのお話の方から軽く紹介させていただきますと、
『養父と養女の最初のごはん』
こちらは出会ったばかりのトウカとクラヴィスが二人で食事をするお話を書かせていただきました。
時系列でいうとWeb版「異世界でパパができました」の後になります。
『老師ウィリデは未来を願う』
こちらはWeb版にも名前だけ登場していましたが、書籍化に際し設定が変わったウィリデという魔導士視点のお話となってまして、若かりし頃のクラヴィスのことについて書かせていだたきました。
つまり過去のお話ですね。クラヴィスの過去をちょっぴり知れるお話になっています。
次にちょっと長めのお話が、
『小さなことからコツコツと』
こちらはトウカとゲーリグ城の人達との一幕といったお話で、トウカがゲーリグ城の職場環境改善に奔走する話となっております。
時系列でいうとWeb版「甘いのは味覚か視覚か」の後、本編では描写されずに過ぎた三か月の間のとある日です。
また購入特典SSとして二種類のお話も書き下ろしております。
こちらはTOブックスオンラインストアからの購入か、電子書籍購入かでどちらが付いてくるかが変わってきますので、気になる方を選んでいただければと思います。
【電子特典SS】『使用人フィオーレは同僚達と企む』
こちらはトウカとクラヴィスがヘティーク湖へ調査に行く際、お揃いの服を着ることになった裏側的なお話になっております。
視点はお揃いなのに気付いたトウカに対し、あからさまな誤魔化し方をした使用人のお姉さんです。
【オンライン特典SS】『御者ペルグは未来を見る』
こちらはアースとの契約後、城に戻る前にみんなでお昼ご飯を食べる話になっています。
要するにピクニックの話ですね。視点はヘティーク湖まで馬車を運転した御者のお爺ちゃんです。
そんな感じで、特典や書き下ろし、追加シーンなどが詰まった第一巻は「流れ着いた者」から「養父と養女は一蓮托生」までのお話を収録となっております。
よろしければお手に取っていただけると幸いです。
次に、本編のあとがきを綴らせていただきます。
といっても、トウカとクラヴィス達に関しては書いてないです。
ただの自分語りになりますが、それでも気になる方だけお読みください。
このお話を書き始めて七年近く。
時間が掛かったなぁと思うと同時、ちゃんと最後まで書けたことにホッとしました。
七年もあれば色んなことがあって、「書けない」「書きたくない」と物語を投げ出した時期もあれば、「書くしかない」「書かなきゃ」と物語に逃げ込んだ時期もありました。
自由に書けることはとても楽しいことだけど、同時にとても大変なことなんでしょうね。
ろくにプロットも練らずにノリと勢いの見切り発車で始めた物語なのもあって、至らない部分が多々あったと思います。
特に誤字脱字は大量にあって申し訳ない限りです。
なんであいつらあんなにいるんでしょうね。目を凝らしてチェックしても出てくるし。
それでも最後まで見てくださった皆様に、嬉しいコメントをくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
有難いことに書籍化までさせていただいて、本当に幸せ者だなぁと噛みしめております。
今後は書籍化もそうですが、番外編などちまちまと更新していこうかなと思っていますので、よろしければまだまだお付き合いいただければ幸いです。
最後に、
いつも傍にいて、ちょっぴり甘い匂いの温もりをくれた我が家の甘えん坊な王子様。
あの子がいなければきっとこの話は書けなかったでしょう。
だらだらと書いたり書かなかったりして、完結まで至らなかったでしょう。
叶うなら、あの子に形となった私の本をフンフンして欲しかった。
噛んだり破ったりする子じゃなかったけど、「なんですかこれは」と気にしてくれただろうなぁ。
そして陰りができた我が家を、持ち前の元気良さで照らしてくれた我が家のやんちゃ坊主な王子様。
君がいなければこのお話はどんどん暗くなっていたかもしれません。
書き続けることができても、途中でぽっきり折れてしまっていたかもしれません。
だけど君に本を見せると、フンフンどころかガリガリ掘っちゃうからなぁ。
せっかくできた本を犠牲にはしたくないので、ちょっと良いお菓子と新しい玩具をあげようねぇ。
私は君達みたいな柔らかくて温かい物語が書けているかな。
誰かの心を照らせるような、優しい物語が書けているかな。
誰かの幸せに寄り添うような、愛しい物語が書けているかな。
そうだったら嬉しいなぁと思いながら、締めとさせていただきます。
ありがとうございました。