読んでいただいたみなさま、ありがとうございます。
本作は、2020年夏頃に執筆し、児童文庫の小説賞で最終選考落選したものです。受賞まであと1歩で悔しい思いをしましたが、書いていて楽しかった印象の強い作品です。
少女向けの恋愛を強く意識したつもりでしたが、今になって読み返してみると、少々ドキドキが足りないかも。典幸くんにもっと胸キュンしたいぞと思いつつも、親友の修子ちゃんやライバルの奈央ちゃんなどサブキャラがアツくて気に入っています。
物語の着想は小学生時代の体験から。読みたい本があっても恥ずかしさから手に取れないこともあったよなぁと。あの頃、コロコロコミックの『ケシカスくん』に出てくるちんこや金玉で爆笑していたし、ケータイ小説『恋空』のような切ない恋に心ときめかせていましたよね。
また、小説賞応募時のタイトルは「好きって言えますようにっ ~『ぷち恋アラモード』と『爆裂ちんちんミサイル』~」であり、恋愛っぽいキーワードに男性器が混ざるという奇妙なことに。
ボクは子ども向けであることに関係なく「うんこ」や「ちんこ」といったワードが好きで、タイトルにも入れたいという思いから真剣に考えた結果、「ちんちん」は必然の選択でした。
競合の「ちんこ」、「おちんぽ」などは男性器100%の単語である一方、「ちんちん」には、チンチン電車に代表される擬音語であるとか、名古屋弁等で熱いを意味するチンチンといった別の成分が含まれているため、「ちんちんミサイル」という男性器を想起させる造語であるにも関わらず、マイルドな質感になっていると考えています。
より丁寧に「おちんちんミサイル」と表記した場合、男性器100%となってしまい、むしろ下品度が上がってしまうというおもしろい気づきもありました。
ちんちんの話はさておき、児童文庫は大人が読んでも充分に楽しめると思っています。当時、賞に応募するにあたって、いろんな児童文庫を読み漁っていたのですが、どれもエンタメと教養のバランスが絶妙でおもしろいものばかり。子どもを楽しませるのはもちろん、小説を読まない大人でも受け入れてくれそうなやさしさを感じる。
ボクもそんな小説を書いてみたいと思い、できたのが本作です。子どもの頃に立ち返りながらの執筆は、どこか懐かしさすら覚える心地いいもの。記憶を掘り返す際に、ふとよみがえってくる恥ずかしい黒歴史はご愛嬌ということで。
ほかにも、読んでもらいたい作品があったら、またの機会にカクヨムで公開したいと思います。
それでは。