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お待たせしました邪神と嫁、最終話です!!!

めちゃくちゃ大変お待たせしてしまいました!邪神と嫁、最終章最終話+エピローグ、更新しましたぁ〜〜〜ヤッタァ〜〜〜完結したぁ〜〜〜〜!!!!
4月1日に更新したかったのに編集してたらあっという間に日付が変わっていました。やっちまったぜ。

そんなこんなで以下、カクヨムでは毎回恒例ではありますが、今作の解説と裏話です。どうぞ。



まず最初に、今作の執筆上の縛りについて。
今作は主人公の一人が喋れないという設定上、彼の心情を描写するに当たっていかに表現がクドくなってしまわないかを考える必要がありました。
そこで今回の縛りは、キャラの心の声を『()丸括弧』で描写しない、です。
キャラの思考は全部地の文に落とし込み、且つ、地の文がテンポ悪くならないように、を意識して書いてみました。
特に邪神くんは、下手に心の声としての『()』を多用してしまうと彼のミステリアスさが激減してしまうし、一つの体の中に二つの心がある状態でしたからね。必然的に邪神くんに関しては『()』が使えないし、かといって他のキャラに使ってしまうと文章的にバランス悪くなるし……ということで、全面的に作品中の縛りにしました。
いやぁ、なかなか楽しかったし勉強になりましたね、今回の縛り。またやりたいです。

ということを前置きしつつ、以下、キャラ解説です。

○ロキ・エルドラン/ローシュ
勇者の生まれ変わりにして観測所の現所長、泉に流れ着いた二人目、25歳の既婚者。
なんだこの設定モリモリ具合は。それは作者の性癖詰め込んだからです。ごめんなロキ氏!
物理的に一箇所から移動できない邪神くんと、ど田舎村育ちで生贄体質のチガヤちゃんを、事情諸々を理解した上でグイグイ引っ張っていけるキャラ……と考えていたら、気づけばこんな設定モリモリ野郎になっていました。
最初はこんだけ設定を盛り込んでしまって高飛車な奴になっちゃったらどうしよう、とか思いながら書いていましたが、思いの外めちゃくちゃ動かしやすかったです。あれですね、変にプライドにこだわらない手段のためなら自ら囮になってやる、という性格が功を奏しましたね。
作者的にはロキ氏のおかげで大好きな戦闘シーンを作中の随所に挟むことができたので、彼にはめちゃくちゃ感謝しています。あとはプリシアさんとイチャイチャしていてくれ。

○四神の役割
火神と土神で生死サイクルを担当。水神と風神で世界運営システムを担当。
という感じの立ち回り。その「死」に当たる再生の力が暴走したというのが、今作の大まかなテーマでした。
火神の再生は、死んだものを正しく誘導して土神にバトンタッチする、というのが本来の使い方。そして土神は送られてきた魂に豊穣の力で新たな体を与えて世に送り出す、のが正常ルート。
だったのですが、肝心の土神が死んでしまった為にバトンタッチ先が行方不明になり、火神だけでなんとかしようとした結果が、再生と破壊を繰り返す歪んだ世界を作り出すことになってしまったのでした。
ちなみに作中でチラッとだけ臭わせていましたが、火神は世界崩壊を最低でも3回はしています。つまり火神だけそのままの体で3回分、約300年間、孤独に絶望を味わっていました。そりゃ死にたがりにもなるわな。
そういえば作者としては、今作が初めての世界ループ物でしたね。ループ物って怖いね。

○チガヤ・アルベルネ
最終章で母親が土神そのものだった、ということが判明しましたが、土神はあくまでも自分の分身体ではなく全く別の一人の人間として彼女を造りました。
なのでチガヤちゃん自体は、体も中身もただの16歳の女の子。どこまでも等身大でいこう!というのがチガヤちゃんのテーマでした。
でも生贄になることに関しては最初から覚悟ガン決まりだし、覚悟決まりすぎた結果、母親由来でもなんでもなく独自でカリスマ性を獲得し、等身大16歳の女神になりました。
これはこれで現人神なのでは?ここにチガヤちゃん教を設立しよう。信者になります!
作者の妄想では、その後のチガヤちゃんは孤児院のお手伝いをしつつ、趣味の手芸がそのまま高じて手に職になり、小さい洋服店なんかを運営し出してたら面白いなぁ、なんて考えています。あの子はやればできる子だ。

○ロアン
最終話にてようやく登場、ロアン君です。
彼の今現在は、長らく神に体を預けていた為に寝食がままならない程に感覚が行方不明になっているので、人の生活に慣れるようにそのまま孤児院在籍になります。
なので最終話時点で彼の名は「ロアン・アルベルネ」になっていたりします。作中に出したかったけど出し所がなかった!残念!
ちなみに、今作の元ネタは別作品キャラのアーブラニーのif設定ネタを元にしているので、リーベルタースのフォーゲルと同じくロアン君もアーブラニー系列キャラだったりします。
あ、ところで、エピローグの一番最後のロアン君のセリフ。あれ、作者的にはチガヤちゃんへのプロポーズだと解釈してます。でもあれだと全然伝わっていないのでロアン君は早急に言葉選びを覚えてプロポーズをやり直してください。チガヤちゃんはな……鈍いぞ……!!頑張れロアン君!!



以上、解説と裏話でした。
次回はまだ何を書くか決めていません。とりあえず、完結するまでインプットは控えようと思って読めてなかった本とか作品とかを読み漁ろうかなぁ……あと未クリア状態で放置しているゲームをそろそろ消化していかねば……3〜4本溜まっているんだゲームが……
まぁ書きたいネタはいくつかあるので、しばらくゲームしたりして休みつつ、ネタをこねこねしていこうと思っています。またその内何かしら書き出すと思いますので、今後とも、どうぞよろしく。

それでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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