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花よめ物語・完結!

『花よめ物語』をご拝読いただき、大変ありがとうございました。
一話一話が長いので読むのが大変だったと思います。本当に有難うございました!

個人サイトで連載を終わらせたのはちょうど去年の今頃でした。初めはラッキースケベ話だったとは言えない。第三話で半裸のトリスタンとガウェインが揉み合うシーンがありますが、あれだけ初期ストーリーの一部を残しました。

最後の一文を『少女たち』としたのは、主人公だけでなく、ギネヴィアをはじめ大勢のキャラが浮かんでいたからです。
これで8作目の連載完結です。これまでも面倒な主人公が多かったですが、花よめ物語の主人公は『気が弱く臆病』な女の子…。そんな女の子が、理想の男性であるガウェインとどう恋に落ちるのか? 二人が惹かれていく過程には内面描写が欠かせませんでした。
それゆえ、「ガウェインはこんなキャラじゃない!」という意見があって当然です。
小さな絶望や不安を積み重ねながら、抗っていく過程で人は“大人”に成長すると私は思います。障害になるのは、家族だったり、好きな人だったり、自分だったり……。
成長するのは主人公だけではありません。ガウェインも自分をみつめなおし、ギネヴィアも自分の恋に終止符を打ちます(これは番外で)。

ほか7作品の主人公たちも、同じような過程を通り過ぎてきました。
皆さんはどうでしょう?
私なんてまだ大人になりきってないですが笑。

物語の最後まで不安を抱えている主人公ですが、逆に言えば、まだまだ成長する可能性を秘めています。
実は個人サイトで『花よめ物語2』を連載中です。あと2話で完結する…はず(現在は体調を崩して更新をストップしています)。


そんなこんなで、『花よめ物語』は終幕です。『花よめ』を楽しんでくださった皆さん、本当に有難うございました。感想が貰えたらすごく嬉しいです。
ぜひまた、次回作で会いましょう!

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