https://nashaniva.com/amp/en/399135
ロシアはこういうことを普通にやる国。息をするように嘘を発表し、それは「認知戦」と呼ばれる戦術であるから正当化されると考えています。「嘘も百回繰り返せば真実になる外交」でもいいです。年がら年中戦争ばっかりやっているせいで、我々とは根本的に違うということを、日本人はいつになったら学ぶんでしょうね。
一応説明しておくと、ベラルーシの首都ミンスクから、アナパという黒海沿岸都市に向かっていた長距離バスが、ベラルーシ・ロシア国境沿いの都市ブリャンスクにあるカーメン検問所でドローン攻撃を受け、乗務員と乗客が怪我をしたというものです。
ええ、もちろんAI使ったフェイク画像なんですけど。(記事中の写真参照)
(フェイクであることの根拠は、そもそもバスの運営会社が違うから)
記事にある通り、この事件では当該バスは実際には攻撃を受けておらず、このバスから12m離れたトラックに攻撃があったというのが真相のようです。ベラルーシからロシアへのトラックであれば、精製された石油や弾薬、西側精密部品などを輸送していたと考えるのが妥当でしょう。これを「民間人が巻き込まれた」という事件にしたいために、このような発表がなされたということは明らか。誰に向けて発表しているのかは知りませんが、真に受けて信じ込み「ウクライナは非道だ」とか言い始める国が出てきてくれれば、ロシアにとっては美味しい流れというわけです。
ちなみに、先月17日にも似たような報道が出てまして、やはりベラルーシのバス(スポーツ学校のもので、生徒・教員43名を乗せていたとされる)が攻撃され、6人負傷・1人死亡という事件があった・・・と発表されています。実際に攻撃があったかどうかは知りませんし、あったとしてもその犯人はFSBあたりである可能性の方が遥かに高いですけどね。
https://english.ahram.org.eg/UI/Front/Inner.aspx?NewsContentID=571075
以前にも書きましたが、自作自演はロシアの伝統芸です。冬戦争の侵略口実を作るのにも使われましたし、第二次チェチェン紛争でチェチェンをテロ国家扱いするのにも使われました。彼らにとって、この手の嘘は国際世論をでっち上げるための「戦術」です。そのために大金を投入しています。そういう国だということを割り切って見ないと、プロパガンダの餌食ですよ。
ヤフコメとかSNSを見ていると、プロパガンダに荷担している人が非常に多く見受けられます。もちろん、その一部はお金の出所も知らずに「こういうコメントを書いてくれ」と頼まれているバイトたちでしょう。そういう意味では、世界中が常に戦争に巻き込まれているのが現代社会なんですよ。言論空間もまた戦争の舞台のひとつなんです。
だからこそ、自分で情報を集めることの大切さを知らない国民に、民主主義は早すぎる。民主主義の根幹には、国民一人一人が正しい判断を行えるという前提(最低でもそのための努力を怠らないという前提)が横たわっているからです。