第三章のタイトルはボブ・ディランの名曲から拝借をしております。
映画「Pat Garrett and Billy the Kid」のために創られた曲とのことですが、作品を離れてもなお、様々なアーティストにカバーされ歌い継がれてきた名曲です。
第三章のプロットを書いている時点では章タイトルは決まっていませんでした。
粗方、内容が出揃った時点で章タイトルを決める段になると、関連性のある第九章と十二章(現在は十章に集約)のプロットが気になり、整理をしたところ「Knockin' on heaven's door」のことを想いだし、タイトルをこれに決めました(章タイトルを決めた後に、ep「天国の扉_※※※※」のタイトル名も変え、若干内容を調整しました💦)
ボブ・ディランのKnockin' on heaven's doorは、純粋に死に際が描かれ、ガンズのKnockin' on heaven's doorは、誰かの死を揶揄し、アンジェラ・アキの清らかなソレを描いているのが、まさに第三章とそれに関わる章がまとまった時のイメージだなーと思った次第なのです。
第三章では前章で姿を見せた「災厄」が、死を撒き散らし暴れるだけ暴れて消えていくのですが、その一連の流れの中で主人公の一人、アッシュ・グラントも命を落としたと思われました。
なのですが、記憶を失い還ってきます。
「災厄」を自身の中へ封じての帰還でしたが、アッシュは、それも覚えていない状態だったので関係者は、その事実を知る由もない状態でした。かくしてアッシュは無垢な状態でエステルと共に救助され、騒動は一旦の収束をみせます。
(実は、これはどこかのタイミング(第三章以降)のアッシュが望んだ状態で、とある時点に至るまで「災厄」を封じるために望んだものでした。それを決めるまでのプロセスで、やっと自分のことを受け入れられるようになると世界へ三度、戻って(最終章)いきます)
第四章からは、まるっきり変わってしまったアッシュ篇が始まり、章を追うごとにリードランの裏側に流れるものが提示され最終章で全貌が明らかになります。
と、いうことで第一章〜第三章はセットとなっており、続く第四章〜第七章、第八章〜最終章もセットとなって物語が進行してまいります!と、第三章とは関係ないことを付け加え、締めさせて頂ければと思います!