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僕は、紙上の銀河を泳ぐ 完結しました。

 今年になり少しずつ書いていた青春小説「僕は、紙上の銀河を泳ぐ」が完結いたしました。もしかしたら少し微修正はするかもしれないのですが、本編はこれで終わりです。

 この小説は、元々2019年にテレビ朝日新人シナリオ大賞で1000人中100人まで選考に残していただいたシナリオでした。

 シナリオを書いていた仲間に読んでもらったときに、「この話の小説が読みたい」と言われ、このままシナリオとしてお蔵入りさせるより、いつか小説で書きたいと思い続けてきたお話です。

 ただ、私はシナリオは書いていたけれど、小説をそこまで書いたことがありませんでした。シナリオも長かったので、これを小説にするとなると、とても長くなってしまうかもしれないな、でも誰かに読んでほしい。だってこの登場人物たちが大好きだから、と下手なりに、苦手なりに頑張って書いたお話です。小説は読むのは大好きで、暇さえあれば片時も本を離さないほどたくさん読んでいたのですが、名作に出会いすぎて、果たして自分が面白い小説が書けるのだろうか? と不安でした。

 文章がこれで人に伝わっているだろうか、小説を何十年も書いてきたベテランの人よりも、ずっと下手な私に向いているのだろうか、悩みながら、それでも作中で登場させたセリフにある通り、「ペンという櫂を持って」この物語の海を泳いできました。

 最終章の奈帆斗のセリフは、自分でも書いていて泣いていました。シナリオを書いたのはもう数年前になってしまったのに、それでも登場人物が生きて、自分に語りかけて励ましてくれているような気持ちになりました。

 同じ作家志望の方へのエールになるようなお話として、広く読んでいただければ幸いです。

 ご感想もいただければ励みになります。

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