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このちっぽけな世界の端っこで あとがき

おはこんばんちは。僕です。

こちらは「このちっぽけな世界の端っこで」と言う作品のあとがきになります。
ネタバレ等含むのでご了承下しあ。


「このちっぽけな世界の端っこで」は今から四年ほど前に約一年間かけて書いた小説です。
正直中身も無ければ登場キャラクターが皆、そろいも揃って若干病んでる物語です。
もともと文学で書こうと思っていたので、内容も重く、またストーリー性も薄い作品にしてました。

この時期は僕が仕事とプライベートで追い込まれまくって、人生で最も病んでいた時期です。
とは言え、本当にどん底時代は一文字も紡げなかったので、半分リハビリを兼ねて、半分過去の自分への追悼を兼ねて書いてました。
物語の終盤で、みやこが「過去の自分への追悼」と言うテーマで曲を創るのですが、それはまさにこの作品テーマそのものだと思います。

非常に私的な小説で恥ずかしいのですが、駄作であれ名作であれ、公開して初めて価値が生まれるし、人目に晒す必要があると考え、カクヨムという場を借りて全編公開しました。

最初は小説すばる新人賞用に、もっと文芸チックなものを考えていました。
第一章の第二話あたりを書いてたときは、シックスセンスみたいに兄貴が死んでることにしようと思ってました。
みやこの故郷は死者と生者が一緒に暮らしていて、誰が死んでいて誰が生きているのか、誰もわかっていない。
でもみやこの兄、けいだけは自分が死んでいることを自覚している。
仕事で心を壊して帰って来たみやこを立ち直るまで導き、そしてけいはみやこの音楽で逝く事を選択する、みたいな物語にする予定でした。

こっちのほうが面白そうだな。

次回以降は頑張って「面白い」って言ってもらえるような小説を書くよう、頑張りたいとおもいます。
この小説をもし読んでくださった方が一人でもいらっしゃるのであれば。
心よりこの場を借りてお礼を申し上げます。

今回はこのような作品をお読みいただき、本当にありがとうございました。

ではまた。

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