あなたはウィリアムズ博士の実験をご存知ですか?
「死へのはばたき」としての方が有名かもしれません。
蛾の蛹を使った実験なのですが、苦手な方もいるかもしれませんので、ここでの描写は割愛させていただきます。
さて、今回は『初恋』を題材にしたのですが、サブタイトルというか、タイトル候補が「死へのはばたき」でした。
初恋が叶わないこと=恋心の死……とまでは回路が複雑かなと思ったので没になりましたが…。
私にもありました。初恋。
好き、というより、私のものにしたい、という思いが強かったように感じます。
私の中では宝物ですが、一般論で言えば“初恋”とは言わないかもしれません。
それでも、硬い殻に包んで守りたいものです。
つまり、蛹ですね。
蛹、と聞けば苦手な人は多いでしょうが、私は神秘的なものを感じています。
中に何があるのか、そこから何になるのか…。
想像は無限大です。
例えば人間が出てきたっていいわけですし、ジャガイモが出てきたっていいんです。
そんなものを開いてオジャンにしてしまうグロテスクさの中に、エロスを感じます。
今回は全体的に何かを孕んでいるようなものにしました。
最初に書いていた下書きを消してしまって、記憶の断片を切り貼りしたのですが、やはり纏まりませんね。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。
また彼女と会えたとき、、、
夢の中でくらい進展しているといいですね。