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第321話のおまけ資料

新亜大陸の航行時期…について書いてありますが、こういうのどこかから引っ張ってくるのかといえば、そうでもありません。

自分自身こんな一覧表見たことないし、あれば助かりますね。世界の貿易風や海流などを調べつつ、記録にある帆船の航海だの速度とか参考にしています。無論、厳密なものじゃないです。航路図作ってシミュレーションとか…。

日本からアジア・アフリカ経由のも手元にはあるんですけど、こちらは思うところあってまだ公開してません。

例えばですが、マダガスカルの東あたりをインドネシア方面からの暖流が北東より南へ抜けます(南赤道海流)。そこへ南東からの貿易風が年中吹いており、その関係でインドネシア系がマダガスカルに居ると…。

こういうのが多々あるんで、一応ざっくりした航路と航行時期や航海期間の一覧表作っています。それが逆に楽しいわけですけど。

料理の関係もありますが、季節感と並び距離感というのが当作品の骨格かな、とは思ってます。

作品終盤にればさらにインフレ化し、19世紀英国のティー・クリッパーが上海からリバプールまで85日とか記録してるので、こういうの参考にするかも…。蒸気船を速いと勘違いしておる人も居ますが、決して早くないです。ルート全体で見れば安定した期間で航行出来るのが魅力。

クリッパーのルートは何本かありますけど、オーストラリアから英国まで65日とか…。これは偏西風のパワーですね。まあ、これも諸刃の剣で、欧州がクリッパー開発すると喜望峰越えてジャカスカ神風特攻みたいに人送ってきます。なので、先ずは先行して守り固めます。

クリッパーや蒸気船使うと必ず戦争になりますし。そんなもんでアホみたいに茶・珈琲・カカオ・煙草・砂糖・絹・綿とか運び込んだら欧州と間違いなく揉めます。

一方的に技術先行し、なおかつ欧州や明がキャッチアップしてこないという前提ではありません。武器、船、蒸気、電気、製鉄だの必ず模倣されます。

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