……うん? ああ、失礼しました。既にカメラ回っているんですね。いきなりここに呼び出されましたので、気づきませんでした。
皆さまに置かれては、初めましてでしょうか?
私、百合宮コーポレーションにて代表取締役社長の秘書を勤めさせて頂いております、菅山と申します。
なぜ私が呼ばれたのかと申しますと、今回のお話は本編とプラスして『200話記念SS』も投稿するとのことで、どうやら私がメインのお話となるようです。
大変おめでたいお話だとは思いますが……それが何故主人公の父親である社長と、その秘書の話が上がってくるのでしょうか? 誰もそんな話なんて興味ないと思うのですが。
とまあ、いつの間にか話が200話になっていて目玉が飛び出て慌てた結果、何故か私・菅山の存在が作者の頭にポンと出てきてしまったそうです。読者の皆さまに需要があるかは不明ですが、お付き合い頂ければ何卒幸いに存じます。
……何ですか? 何か作者からメモを渡されましたので読みますね。
『本当は「Episode150 寛げる条件」が到達200話目(多分)ではありましたが、本編の流れ的に途中でぶった切って投下するのはどうかと思いましたので、区切りのいいこの辺でやることにしました。普通にSS(ショートショート)の意味がよく分かっていない文字数量になっています。あ、本編には差し障っていないですよ』
100話到達記念の時は何も考えずにぶった切って投稿していたのに何言ってんだって感じですが、どうも後から気にしていたようですね。
ん? そろそろお時間のようですね。社長が私を探しているらしき声が聞こえてきました。
それでは皆さま、また本日の例のお時間でお会いしましょう――……。