体調崩してから一気にやる気がなくなり中断してたのを、ゆるゆると再開。
短歌を一首書いて、ずっと積読していたシオドア・スタージョン「海を失った男」を読みはじめた。幕開けの一編「音楽」の縺れた糸のような文を読みながら、訳者によって全然違う印象になりそうだな、とか思った。
「SFが読みたい! 2020年版」もランキングと解説まで読んだ。今回も表紙がいい。教室の壁に残った、シールの跡がリアル。こういう、本や映画を紹介する本が大好きなのだけど、紹介された本の大半を読まないことに一抹の罪悪感を覚える。
一時期、「速読」という技術が流行ったことがあった。いまでは動画を倍速で観るらしい。
以前のぼくは、そういう消費行動を馬鹿にしていたのだけど、今はインターネットや人づてに評判を聞いたり、本の購入をSNSで報告して読んだ気になっている。なんとも馬鹿げているが、まあ、そんなものなんだろう。