キジノメ

のあと「ぼく」は、たまに世界逃亡をする。 海百合海月（Twitter:@marobideru_)さんと共通のお題で書いた作品です。 お題は、「 ふと、窓辺の花が咲かなくなった…

死にたがりの須藤くんとその友達の高遠くんの話。 海百合海月（Twitter:@marobideru_ )さんと合作した際の作品です。執筆時は事前に海月さんから500字弱の物語を…

名前もよく分からない物書きさんの家に、ぼくは居候している。

明らかに薄暗い雰囲気を纏ったクラスメイトに、あなたは話しかけられますか。 常にメンソールの香りを纏う退紅十香と、彼が気になる一成の話。 読み終わった後、境目はどこだったのかとぜ…

暖炉の前で「君」を思い出す人の話です。

先輩に振られてしまった女の子と、その子をカフェに誘った男の子の話。 Twitterでお題を募集し、「唇」「砂糖」「後ろ姿」のお題を使用し書きました。

かなしい恋人の現実の話。 Twitterでお題(「面倒事」「繋ぐ」「色」)を頂き書きました。

字がへたっぴな女の子と、幼馴染の男の子が、手紙を書き合う話。 Twitterでお題（「手紙」「風邪」「寄り道」）をいただき、書いたものになります。

12月の満月の日、彼は人間界へ降り立った。１年に一度、彼はそこで仕事があったから。 うみつきかなで。様（@sea_moon_18）が主催する「海月合同誌」に寄稿する作品です。…

〆切に追われた朔月が、神社の境内で真由という少女に出会うお話。

柳くんが不思議な瓶を携えて、水月くんの家へ行くお話。

※残酷・グロテスクな描写があります

Twitterで32日間連載した #最後の夏に30のことは の最後のお話です。 （以下URLから連載したものが読めます） https://twitter.com/i/moment…

世間的に見れば悪者だった二人組が自由になる話。 彼らはあくまでも、自由になりたかった。縛られて嫌だったこの世界から。そのためには一度、更地にしなければならなかったから。 #深夜…

夏祭り当日。恋人を探す先輩と、手伝うようで手伝っていない後輩のお話。 うみつきかなで。様主催（@sea_moon_18）夏祭り企画で「かき氷」というお題のもと、書かせていただき…

「昔から、大人は僕を狙っていた――。」 猫人間のハーフである「僕」カプリスは、１年に一度人を捕らえて食う「人狼」に捕まり、死に直面していた。そこで彼の口から出た「人魚を捕まえて…

言葉を書けなくなった篠木さんと、言葉を読むことが苦手な青久くんが、学校をサボって公園へ行くお話。

浅い夢でパイプオルガンの音を聞く「僕」。ある日、それを弾く人に出会った。 「深夜のN分執筆小説」（＠Nmin_writing）様の4/21のお題「未完」「希望」「光でできたパ…

浅霧家長男、朱鷺（とき）。 長女、翠（みどり）。 次男、和白（かずしろ）。 三男、玄太（げんた）。 全員そういう星の下だった。なにかに巻き込まれ、なにかを抱える。 そうして全員…

気付けば水木は、土砂降りの雨の中で突っ立っていた。ここはどこだろう。夢の狭間の世界、見つけた公衆電話で、いたずらに電話してみることにした。 「深夜のN分執筆小説」（＠Nmin_…

どうすればいいか分からない。どうすれば変われるんだよ。どうすれば、どうすれば俺は……。 先の見えない男の話。

「涙を流すのなら、それを水の代わりに飲ませてよ。愚痴を言うならお米の代わりに食べるから。そうして死ぬなら、私に命をちょうだい。大事にして、生きててよかったって笑わせるから。」 …

クリスマスの日、遥はツリーの下で人を待っていた。今年来れるのか分からない、けれどどうしても会いたい、彼女のことを。

春爛漫。授業をさぼって桜の木の下を掘った雪乃は、イニシャルの書かれた指輪を発見する。興味津々な鳥越に誘われるように、彼は誰の指輪か特定しようとし始めるが……。 「君も、私が指輪…

立春が明々後日に迫った休日前、遠宮詩織は、ツイッターで知った人物が同じクラスにいると知る。実は彼は、カウントダウンを続けなければならない、秘密を抱えていた。

回り続ける環状線、いつの間にか夕暮れを迎えた電車内。 「僕」が持つ少女の記憶は、窓の外に刻々と映し出された。

短い短い、家族で起きた事件の話。

近いふたりの共同生活。なんの音も無い、ある日の夜中。

篠崎透という、よく笑う少年の話。