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読書百遍意自ずから通ず

 凄まじい言葉と出会いました
「読書百遍意自ずから通ず」
 難しい書物であっても、何度も繰り返して読めば、その意味は自然にわかってくるものである、だから、わからないと思ってすぐに諦めるのではなく何度も読むべきであるとする教え。(ウィクショナリー)

 この言葉を知ったとき雷が走りました。
 私は、詩というものが分かりません。難解な比喩表現に隠された“なにか”を見つけ出す能力が圧倒的に欠けています。
 宮沢賢治、大好きです。でも心象スケッチは理解できません。雰囲気は、好きですが。
 手元にある「新編 宮沢賢治詩集 天沢退二編」を何度ベッドに叩きつけたかわかりません。
 そんな私に叩きつけられた「読書百遍」。そうです、分からなくてもいいのです。分からないに何度も繰り返し読んでみます。
 私なんぞの頭にその意味が沁み込まれるまであと何十年かかるかわかりませんが、それでもやります。
 自戒を込めて。

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