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気まぐれシェフの140字パスタ覚書 21~30

※うろ覚え

・飴色吐息
実はなれど恋ならず。恋が通じなくとも愛さえあれば満足。でも少し悲しい。

・心はいつも雨降り
虹は好きなモチーフ。雨はさほど好きではありませんが、おかげで虹が見えるのでよし。

・読心講座ステップ1
友人の心を読んで、もしも自分が嫌われていたら……と考えると悲しみで砕けてしまいそう。つらい。

・読心講座ステップ1725
ステップ1を書いたってことは2や3も書かなくてはいけない……。で、思いっきり飛ばしました。前回と同じく「素晴らしい」と繰り返すことで同じ世界感であることを表現したかった。

・死に射貫かれる
たいていの初体験というのは鮮烈に残るものです。海外の犯罪捜査ドラマでは、初めての殺人に勝るものはないと言われていました。この主人公はおそらくこれからも死に面したいと願うようになる。

・枯れぬ君
造花では駄目なんです。いつかなくなってしまうものを愛するのはつらくとも素晴らしいもの。

・愛は底抜け
誕生日などで贈り物をもらうと逆にダメージを受けてしまう。そんなものなくても私は君を好きなのに。

・心から願う
「幸せになって」と願う。「彼女なしでは生きられない」と願う。互いの願いがすれ違う話は好き。

・ない物ねだりで嫌い嫌い
タイトルが妙に気に入ってしまった。自分に無いものばかりに目が行ってしまう。自分の持っているものは見えない。

・跳ねる石、届かぬ声
塵も積もればエベレスト。私も今現在無味乾燥な話ばかり書いている。いつか対岸に届くと信じて。

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