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気まぐれシェフの140字パスタ覚書 11~20

※うろ覚え

・人形の夢
機械人形の永遠に叶わない夢の話。つみきを積んでは壊していく無意味無価値な話を書きがち。

・乙女の愛
猫よ、猫よ、この世で最も美しく気高い生き物よ。完全生物に寵愛を賜りたい。

・愛足らぬゆえの不具
欲しがっているばかりでは愛が足りたとして、きっと満足はしないのでしょうね。

・そして海は広く深く
弱い自分が嫌いです。泣くことで弱く見られるのはもっと嫌いです。でもどんな悲しみもいずれ海に帰ると思うと少しおもしろくて笑える。

・なにもない、どこにもない
ホラー映画をひたすら見ていた。誰かが入っているはずのシーツを振り払うと中身は空。音のない現象の方がよっぽど恐怖。

・眠れぬ夜の日常
眠って起きて一日を過ごし、そして眠ると目が覚める。一番嫌いな夢。

・遠く遠く夢の果て
バベルの塔と賽の河原をイメージ。どうせ永遠にとどかないでしょうね。

・白の境界
こんな感じの話を書きたいとTwitterで呟いて7年たっていた恐怖体験。

・せめて涙をひとしずく
自分が死んだとき、誰かに何かを残せる人間でありたい。傲慢な考えですが。

・声響く日々の明日
ぬいぐるみに触れるとき、一番安心するのは唇で触っているとき。もちろんちゃんと洗ってますよ。

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