短編小説『見えない棘』書籍掲載のお知らせ

情報が解禁されましたのでご報告します。(以下敬称略)
pixivにて別名義で公開している短編小説『見えない棘』が、PHP文芸文庫出版の『ワンルーム・ショートストーリー』に掲載されます。
発売予定日は、今月の17日頃だそうです。
書籍情報はこちら↓
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-90131-2

全17篇のアンソロジー(作者が異なる短編集)となっているので、
色んなテイストのお話をさらりと読むことができます。
書店にご来訪の際は、ぜひ探してみてください。

『見えない棘』あらすじ
 夫が単身赴任となってから、私と娘はワンルームに引っ越した。仕事で疲れていても娘に起こされてしまう生活が始まり、娘が昼寝をしている間だけが、私の自由になれる時間となっていた。ある休日の自由時間、眠気覚ましのコーヒーを飲んだ際に、私は出窓に置かれたサボテンを目にする。植物を育てるのが好きな夫によって生きながらえたサボテンは、不格好に伸び、子株まで付けている。今日はサボテンの胴切りをしよう。思い立った私は、道具をひと揃えして取り掛かる。独身時代のプレゼントであるサボテンと胴切りのためのスチール弦は、沈んでいた私の記憶を呼び起こす。

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