=サルビア。
赤いサルビアの揺れる姿に、心惹かれてできたお話です。蹴鞠をしていたら鞠が遠くに飛んでいってしまう。拾いに行ったら、御簾の隙間に緋色の重ねがちらりと見える。"緋色の君"と、彼女に恋をしてしまった男。文を御簾の隙間に投げ入れてくれた男へ、姫はなんと自らの髪紐を(髪の紐を解いた姿を見にきてねと言う意味になる)プレゼントしてしまいます。
赤い花が胸に残っています
(あなたのことが忘れられない)
あの花は緋衣草という花ですと鞠に伝えました
(緋衣色の装いをしていたのは私です)
そんな恋文を交わしたと思ったら、あれよあれよと恋に溺れている。ロミオとジュリエットを少しだけ意識した、若すぎる2人のただしハッピーエンドのストーリー。和風、洋風、花は現代。混ぜてみたら、面白いんでないの。10首連作ストーリーなんて縛りのお題がまたとても面白いんでないの。というわけで、作ってしまいました。どうぞ、よろしくお願いします。