SS2が終わりました。
最初の物語であった青年と少女の物語が終幕しました。
いかがでしたか?
ブラックドラゴンの恐ろしさの一端が見えたでしょうか。二章において、メルキアデスが『邪悪な巨竜』にあれほどこだわっていたのは、ちゃんと数多くの失伝がありながらも、肝心の部分は童話として語り継がれているからです。
竜殺しの英雄譚……老人の名前は失伝しています。そのそばに少女がいたことすら、忘れ去られています。
エルタニアさんの振るっている黒い大剣は、あの少女そのものでした。
青年の願いと少女の願いは、すれ違って、どこまでも救いようがありません。
二人は、ただお互いが大切だったゆえにあんな行動に出てしまったのでしょう。
人類は今も生き延びています。
エルタニアさんの手に黒い大剣が握られています。
それが、あの戦いの結果です。
ダリス・フォーゲル。
今は忘れ去られた『人の英雄』の物語でした。
◇
春頃まで休載します。
新作を書きますので、お楽しみに!
三章の終わりまで書けたらまた連載を再開します!
皆さん!
人生を楽しめ!!!!