リアちゃんが人同士の争いに巻き込まれている時、ソフィーヤさんは魔族と一緒に人外の脅威とバチバチに戦っていました。
『邪神』──と銘打っていましたが、ありゃあ今までの敵とは一線を画すというか、全く別物の脅威です。なんか物語のジャンルごと変わっていましたし……。
ソフィーヤさんたちは、SCP相手にバイオハザードするはめになります。
魔族と人間という垣根はこの地獄では全く役に立ちません。手を取り合って、一緒に立ち向かわなければ、等しく黒と銀に飲まれるだけです。
ぜひ、ソフィーヤさんと新キャラのアルシュとともに、極北に潜む邪神を討伐するところを見届けてください!
なお、『ザーマ極地観測隊』は不定期更新です。
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──観測隊データベース
・極北
この星の北極に広がる絶海の氷原。魔族領、調停楽園からアクセスできる。
過去には調停楽園側から探索者たちが入植を試みたが、極北の奥深くに踏み込んだ者たちは帰ってこなかった。数年後に魔族領側から探索者たちの遺品が受け渡されたが、調停楽園側はその受取を拒否し続けている。
極北は『邪神』の影響で空間が歪んでおり、魔族が打ち上げた人工衛星に映し出された面積とは明らかに相違が見られる。
また長く観測所に留まった、あるいは極北の奥へ踏み込んだものは原因不明の『病気』を発症することが知られている。
記憶喪失、意識混濁、心神喪失──他にも、理解不能な言語を話し始めたり、突如として四肢が切り離された状態で現れたり、不規則に身体の何処かが瞬間移動し、大量失血することもある。
ザーマ極地観測隊は、これを『改変症』と読んでいる。
極北の最果てには、分厚い氷の霧がかかっており、人工衛星では撮影できない。ザーマ極地観測隊は極北の調査を続けている。
──邪神の封印は、すでに解けている。
そうでなければ、極北がここまでのことになるはずがないのだから。