感想について
日々たくさんのご感想をいただき、本当に感謝しております。
作者としては当然「これを伝えたい」という意図を持って書いていますが、一方で、公開した後そのお話は作者から独立した一個のテクストであるとも考えます。
ですから、読者の方のご感想を通して、自作が私が意図しなかった角度からも読まれていることを知り、本当に喜ばしく思います。それは作品が作者と分離しており、かつ多面的な読みを許容する程度に重層的であることの証明であると考えるからです。
賛否問わずどのような内容であれ、自身の意見を言葉にして書き込む行為は結構な精神的コストが掛かるものと推察します。それを敢えて実行するとはつまり、そのコストをかけてでも何かを伝えたいと思ってもらえたということ。
作者としてこれほど幸せなことはありません。
ただ、連載中で今後の展開を書けないため、ご感想への返信が抽象的なものになってしまうこともあります。そこはご容赦くださいませ。
2部雑感
計画通り書いています。いますが、想像以上に「ぼく」ロスが大きい! まさか作者当人がこんな気持ちになるとは思ってもいませんでした。
今でも気を抜くと「ぼくはね〜〜」みたいな文章を冒頭に並べてしまいますね。気づいて慌てて消してます。
ちょっと癖になっている感があります。
冗長を感じてカットした内容(ブラウネ実家領地に行幸してのドタバタなど)がいくつかありますので、2部の荒涼とした世界に耐えきれなくなった暁には突如1部のどこかにねじ込んでしまうかもしれません(笑
第1部からずっと感じてきたこととして自身のキャラ立ての稚拙さがあります。
せっかく四人もヒロインを出しているのだから、もっとかわいらしく、それぞれの魅力を描写してやりたかった…。私の頭の中に光景はあるのですが、それを分かりやすくアウトプットできず悔しい思いをしています。
「ゾフィかわいい!」とか「ブラウネさんマジ魔性の女」とか、そういう感想、実は永遠の憧れなんです!