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本日、『黒髪の美少女ですが、繰り上がりで魔王になったので徹底的に魔界を改造しようと思います』（以下、黒髪美少女）が完結しました。

まずは、皆様へお礼を申し上げます。
カクヨム、小説家になろう、共に4500近いPV数となっており、両方合わせれば9000回くらいページを開いていただいたことになります。
4500PVは決して多くないですが、それでもそれだけページを開いてくださった方がいらっしゃいます。
読者の皆様がいたからこそ、なんとかモチベーションを維持することができました。
ありがとうございました。

小説家になろうはPV数が過去最高となってまして、有終の美って感じです。
『はじけろ！コーラ星人』のときはカクヨムが圧倒的なPV数でしたが、ファンタジーだと小説家になろうの方が強いのかもしれません。

★以下、ネタバレを含みます。

ずっと書きたかったファンタジー物でしたが、政治・経済・農業と幅広く書いていたので、読者の方には飽きられた方も多かったようです。
政治と農業について、かなり勉強しました。
専門家さんが見たらちょっと違うとかはあるかもしれませんが、おそらくは大体正しいはずです。

人間界は中世、魔界は中世より少し前くらいの文化レベルなので、そのあたりの時代にあった知識を採用しています。
例えば、復興計画の中に『塩の専売』というのがあるのですが、その影響と文化レベルに矛盾がないか等、結構な時間をかけて調査していたりします。
たぶん、ほとんどの人は気付かない話ではあると思うのですが、こういう細かい作り込みにもこだわりました。

側近のスカーレットは、中国の春秋戦国時代の管仲（かんちゅう）、孫臏（そんぴん）をモデルにしています。
管仲は商業に力を入れ、富国強兵を成功させた人物なので、復興計画でかなり参考にしました。
孫臏は『馬陵の戦い』で宿敵の龐涓（ほうけん）を破った兵法家です。
第7話での競馬勝負、第54話でヴァルゴン軍を撤退させた『囲魏救趙（いぎきゅうちょう）』の計、第55話でヴァルゴンを倒した『馬陵の戦い』など、かなり参考にしました。

と、こんな感じで調査と研究で結構な時間をかけたというのが、苦労した点でした。


今後は『はじけろ！コーラ星人』の改稿版の執筆がメインになりますが、まだ時間が掛かります。
なので不定期でエッセイでも投稿しようかと思っています。
AI解説やKAC2024の課題が意外と評価されていたのと、エッセイは週間ランキングに載りやすいので。

これからも応援よろしくおねがいします。