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2024/05/04 黒髪美少女『第34話 輝く運命の翼』の余談(ネタバレあり)

本日公開の黒髪美少女『第34話 輝く運命の翼』について、心にあるモヤモヤをお話したいと思います。

思いっきりネタバレになっているので、読むつもりだけどまだ読んでいないという方はご注意ください。










『第34話 輝く運命の翼』では、主人公である魔王グロリアが光魔法を習得します。
魔界には光属性を持つ者がほとんどいないため、唯一使えるのが魔王という、意外性を盛り込んでおります。

習得した魔法は、いずれも蝶を出す魔法でして、攻撃魔法、防御魔法、魔界の瘴気を消す魔法の3つです。


これまで近況ノートで何度か書いているとおり、この作品ではAIに画像を作成させて、そこからキャラクターのアイディアを得ております。

主人公のグロリアと、母親のアイリーンの画像を作成したとき、なぜか蝶が書かれておりまして、なんだか優雅なものを感じた私は母から託された着物を蝶の柄にすることにしました(第8話 遺された誓い)。


その後、魔界最大の問題である食糧問題を解決するためには、魔界の土に含まれている瘴気を消す必要があるというミッションを用意したのですが、この解決方法がなかなか思いつかなかったのです。

ある日、グロリアの画像を見ていた思いついたのが、『蝶の姿をした魔法』でした。
これを思いついたときは大発見をしたような気分でした。
『蝶の魔法』、『蝶の姿をした魔法』でググっても先例が無いようでしたので、ウキウキで書き始めたのです。


その後、なにげに葬送のフリーレンのアニメを見ていたら、フェルンが魔法で蝶を出しているじゃありませんか。
ちなみに、『蝶を出す魔法』でググったら思いっきりヒットしました。

ああ、やっぱり私が考えるようなことは誰かが既にやっているものだな…とおもいつつも、単に出しているだけで役に立っていないようだったので、そのまま使うことにした訳です。


防御魔法の『煌輝羽衣』は書いているときに、既視感があったのですが思い出せず、気にせず書くことにしたのですが、先日ワールドトリガーの単行本を読み直していたら、既視感の正体はアレクトールでした。

アレクトールは攻守で使える武器である点や、鳥や魚の形をしているので類似性はそれほど無いのですが、防御時の使い方はほぼそのままでした。
多分、私の中での防御魔法はアレクトールのイメージが強く印象付けられていたのだと思います。

ということで、大体パクリっぽい感じではあるのですが、オマージュということにしておいてください。


ちなみに魔法名の
・煌輝羽衣(こうきうい)
・輝翼閃(きよくせん)
・輝翅輪舞(きしりんぶ)
は ChatGPT に考えてもらったものをそのまま使用しました。
私では思いつかないレベルだったので、改めてAIの凄さを感じました。


ファンタジーの世界は実在しないものの、共通認識に近いイメージが存在します。
なのでファンタジー小説を書くことは、ある程度王道の世界観を継承しつつも、未開拓の世界観も模索していくようなところがあるように思います。

黒髪美少女はこれからもファンタジー界の隙間産業を目指していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

2件のコメント

  • 解説ありがとうございます。とてもよく分かりました。

    自分は、「輝翅輪舞(きしりんぶ)」の効能をあまりよく理解していなかったのですが、コメントでも説明をしていただき、とてもよく分かりました。ありがとうございます。

    それにしても、この3つの魔法、とってもきれいですよね!
  • 根⛵九里尾 様

    コメントありがとうございます。

    > それにしても、この3つの魔法、とってもきれいですよね!

    綺麗なバラには棘があるといいますが、この綺麗というのが武器なのかもしれません(意味深)
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