「私は息子に~」の完結からあっという間に1ヶ月.....
燃えつき症候群と仕事の修羅場とで、完全に鳴りを潜めていました、小木です。
そろそろ復活したいなあと思っていますが、まず、忘れないうちに、このお話について備忘録を残しておきます。
ただの備忘録なので、「ふーん」って感じかもしれません。
暇で仕方ない人のみお読みください。
※ネタバレはしないけど、気にする人は読むのをお控えください。
○きっかけは姉たちとの会話
このお話は、姉たちとの雑談から生まれました。
たしか、私が「本格的な占いを受けてみたいんだよね。渋谷の母的なそういう人に」とか話したのが切っ掛けだった気がする。
姉の一人が「自分がいつ死ぬか教えてほしい派」で、もう一人の姉と私は「嘘!?怖くない!?」という感じ。
ここでの会話で、今回の話のオチまで生まれ、「世にも奇妙な物語みたいww」「いつか小説に書いてよww」「書くわww」となったのが始まりでした。
......姉よ!書いたよ!(報告)
○息子のモデルは甥っ子
私には甥っ子が一人おりまして、連載当時は2才弱だったんですが、小説内の”息子”の子供時代の描写は、実際に甥っ子がやっているのを見たり聞いたりだとか、脳内で甥っ子を動かして書いたりしたものです。
甥っ子超可愛い超大好き人間なので、この年頃の”息子”を書くのは楽しかったし、筆が進みやすかったです。
......故に、”息子”が甥っ子の年齢を越してしまうとグッと書きにくくなりました....。
仕様がないので、その部分は自分の子供時代の記憶で補っていきました。
今回の話には、小木家の身内ネタがふんだんに盛り込まれています(笑)
ただ、私の家族、分かりやすい反抗期がなかったもので、”息子”が反抗期に入ると、もうハチャメチャに書きにくかったです\(^o^)/
○思い付きでやってみたことが、最後に活きたから良かった
初め、この話を書き始めたとき、必要のない登場人物や描写、会話が、とても多くなってしまいました。
これじゃあ長すぎてやってられんぞ。もっと短くコンパクトに書きたいのに。と思って、会話を少なくいくことにしました。
そうすれば、今の軽薄な雰囲気より、もっと文学的な雰囲気になって、話にも合うんじゃないか、という狙いもありました。
さて、会話を少なくするにはどうするか......と考えて、単純に「」を極力使わないことにしました。
でも、重要人物である”息子”の台詞だけは目立たせてあげるか、と思って、本当に何となく、「息子(と占い師)の台詞にだけ「」をつける」というルールが生まれました。
結果、”私”が最終話であのような状態になっても、まるでいつも通りに息子と会話をしているかのようになって、作者は勝手に面白かったです。
ラスト(というかオチ)は決まっていたものの、最終話を書くのは本当に大変で、息切れしながら書きました。
書きながら「本当にこれで良いのだろうか......」と何度も思ったものの、「未完の名作より完結の駄作!」と自分に言い聞かせながら、なんとか書ききりました。
(「どうしても嫌になったら、納得できなかったら、後から修正入れれば良いんだから!ね!?」と自分を励ましてたのは秘密)
自分にとって重要な意味のある一作になりました。やったぜ。
次回作も頑張ります。
本当にありがとうございました!