『桜吹雪の後に』の18話④を更新しました!
第十八話「花狩り ーはながりー」(後編)④
https://kakuyomu.jp/works/16816700428298589008/episodes/16818093088239355853
気が付いたら試合から棄権させられていた落葉組と炭組。
彼らは本陣にて、茶を飲みながら暇を潰していた。
呆気ない終わりを迎えた悔しさを胸に、今回の試合を振り返る落葉殿。
小春に試合の優勝候補を聞かれると、彼は意外な人物の名を口にした。
一方、菜飯と共に順調に猿を捕獲していた花鶯姫は、ある人物から声をかけられ――――
18話はこれにて終了です。
次の更新まで、しばしお待ちください。
【作者コメント】
今回は脱落者トーク&桜再登場です。
落葉視点も、割と口が悪い上に辛辣なので書いていて楽しいです(笑)
本当は彼のことももっと描きたいのですが、それはもう少し先になりそうです。
そして桜再登場!
葉月や小春視点とはまた違う……それほど親しくない「第三者視点」から見た桜の印象を、思わぬ形で描くことができました。
どんな事情があろうと、桜は人殺しです。
彼女に対して「好き」のフィルターがなければ、警戒するのは当然と言えるでしょう。
そんな桜への印象に限らず、巫女でありながら比較的常識人である花鶯姫。
18話は彩雲がメインとなりましたが、19~20話は花鶯姫と蛍姫の関係……とりわけ「花鶯姫の過去」に焦点を当てていきます。
今後の展開のネタバレにもなるので全ては描けませんが、「葉月の師」かつ「先輩」としての彼女ではなく、「鬼」としての彼女に触れる形となります。
そして、彼女を姉のように慕う蛍姫。
かつて花鶯姫の侍女だった彼女が、19~20話における「鍵」です。
葉月と同じく、今回の試合が初参加の蛍姫。
彼女の参戦によって、花鶯姫の何が変わるのか……乞うご期待ください(*^^*)