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ギャンブルの教科書?

いまさらですが、「仮想泥棒ゲーム」ステージ#9の舞台(の一つ)はカジノです。カジノの中がどうなっているか?は筆者はよく知りません。だから想像で書くしかありませんでした。しかし、ギャンブルそのものをいい加減に書くわけにはいかない。ちょっとはリアリティーを持たせる必要がありますからね。そしてカジノ・ギャンブルにおいて、プレイヤー側が(戦略で)唯一勝つ可能性があるのが、ブラックジャックです。本文にあるとおり、カード・カウンティングという技術を駆使します。

技術の詳しい点については、本文では説明していません。何しろ、一人称小説ですから、説明パートはほとんどないのです。それに、長々と解説を書いたって、読んでる方はつまらないですよね。あと、詳しく書いたら、読者の誰かがそれを実行して「勝てなかったから、あれは嘘だ」などと文句を言われても困りますので(笑)。

しかし、やはりリアリティーのためには、どういう技術かという基本を抑えておく必要があります。そのために二つばかり本を読みました。「ディーラーをやっつけろ!」(エドワード・O・ソープ 著)と「カジノを破産させた男たち」(牧野武文 著)です。どちらもブラックジャックの勝ち方について書いています(その他のギャンブルについても少し書いてます)。ちゃんと読みましたが、勝ち方は憶えていませんし(笑)、実践する気もありません。本文にも書いてますが、やってるのがバレるとカジノから追い出されるんですよ。しかも勝ったところで大した金額にはなりません。生活ができるほどでもない。

そしてブラックジャックよりも、ポーカーの方が人気があります。テキサス・ホールデムというルールのポーカーです。世界大会も開催され、テレビ中継まであります。「ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー」という大会があり、日本人も活躍しているようですよ。賞金が高いので、セミプロみたいな人もいる。そしてこのゲームのカジノにとっていいところは、カジノ側が損をしないことです(笑)。勝負するのはプレイヤー同士ですからね。

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