年末年始で中断していた長編ミステリーの執筆を再開しました。中断の理由は既に書いたとおり、「仮想泥棒ゲーム」の推敲と短編ミステリーの執筆です。再開した途端、ちょっと苦しい展開。プロットを作っていたときに1~2行で済ませていたので、題材が薄いのです。しかし、なんとかクリアできそう。クライマックスの、手前の部分です。そこのところが難しいのはわかってるんですよ。ある小説指南本で、「盛り上がるシーンの前にちょっとかったるく見える場面があっても、それはジェットコースターが頂上に向かって坂を登るところなんだ」と意味の解説がありました。つまり、そういうところを今書いている、というわけです。上り坂なんでしんどいのは当たり前ってことです。
しかし、今日だけで終わるのかと思ったら、たぶん明日も同じように「坂を登る」ことになりそうです。坂が長い(笑)。本当はいくつも坂を登って降りる方がいいんでしょうね。どんでん返しに継ぐどんでん返し、ってのが受けるらしいですから。でもそういうのは読んでいて疲れるのも事実。3回くらい盛り上がれば、という考えで書いています。そもそも、ネタは「人捜し」なんで、探しているうちにそんなに危機が訪れたら、やめちゃいますよ、普通は(笑)。ハードボイルドの主人公なら意地になってやるんでしょうけどね。
ただ、プロットの少なさを行き当たりばったりで補っていると、ストーリーが支離滅裂になってしまう可能性があるので、今日の分を書き上げたら、明日以降のプロットを少し考えないといけません。クライマックスの一番盛り上がるところを書くのは、木曜日か金曜日かなあ。それまでの部分ですね。ちなみに、盛り上がった後でもう一捻りあって、それは来週以降に書く予定にしています。そちらのプロットも簡略版しかないので、ちゃんと考えないといけませんけど。