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再び警察ドラマを見て

見たのは日曜日のことですが、少し思ったことを書きます。なお、前にも書きましたが、筆者は警察ものを書く予定はありません。で、今回気になったのは「警察内部の問題を扱っている」作品。例えば、警察内で不祥事や不正が発生したときの対応。あるいは、組織間の軋轢(対立関係)。もちろん、ドラマとしては優れていたと思いますが、疑問点は「それって、警察である意味あるの?」です。

内部の問題を扱うのなら、「普通の企業」を舞台にしてもいいはずです。銀行を舞台にしたドラマが話題になってましたよね。あんな感じで(ただし、筆者は見ませんでしたけど)。銀行に限らず、大企業にはいろいろ問題がある…と思ってる人は多いんじゃないですか。実際あるでしょうけど。でも警察は普通の企業と違って、定義上は「法を乱す者と戦う組織」「正義の番人」であるのですから、そちらの方を主にしていただきたい。もちろん、警察内部に何も問題はないとは思いませんが、「本業そっちのけで、内部で暗闘やられても困るんですけど」というのが筆者の正直な感想です。

ただ、こういうことを書くと反論があるのはわかってます。「警察組織にも問題点はあるのだから、それを批判・糾弾する意味でドラマを作る(小説を書く)意味はあるはずだ」。これについては「はい、そうです」と答えるしかないです。作りたい方は、どうぞどうぞ。需要はあると思いますけど、どれくらい多いのかは知りません。作家や関係者は評価すると思いますけど、一般人(ドラマの視聴者や本の読者)からどれくらい評価されるのかもわかりません。個人的には「批判や糾弾を好む人はそんなに多くない」と思ってます。現に、普通に「悪人が警察に捕まるドラマ」の方が多いですからね。

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