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短編ミステリー執筆準備

今週月曜から本日までは「仮想泥棒ゲーム」の新作を書いていました。一日に結構な枚数を書けたのですが、「第1日」の分量が予想以上に膨らんでしまったため、今日になってもまだ「第2日」が始まったばかりという状況です。予定では全体を7週間で(つまり劇中の1日分を1週間で)書き上げるつもりだったのですが、オーバーしそうな気がしています。もっとも、オーバーしても誰に怒られるわけでもなくて、他に何かする時間がなくなるというだけなんですけどね。

それと並行して、短編のミステリーも書いていきます。主に土日を充てる予定です。以前、季節の風物詩をネタにする、ということを近況報告に書きましたが、明日から書こうとしているのはその時に作ったプロットの一つです。秋が終わりかけているのに、秋の風物詩について書くのですが、すぐに公開するわけでもないので、まあいいかと。ただ、トリックと推理ロジックのところはできあがっているのですが、犯行の動機がさっぱりです。動機とトリックが直接結びついているわけではないので、後でどうとでもなるようなものなのですが、不自然にならないようにはしたい。まあ、動機が斬新なら受けるというわけでもないですし、奇を衒うことはしないでおこうと思ってます。

それにしても、なるべく殺人事件にしないようにと考えているのですが、逆に難しいものですね。被害者が死なずに怪我で済んだ場合、後から事情を聞けばすぐに事件が解決してしまうのです。そうならないためには「当分の間意識不明」とか「被害に遭ったショックで記憶喪失」とするくらいでしょう。死んだときとの違いは、犯人の量刑くらいですよね。そりゃ、ほとんどのミステリーが殺人になるのが理解できるというものです。その方が、証人が確実に一人(かそれ以上)いなくなるからでしょう。でも殺人、それも計画的なものとなると、かなり具体的な動機が必要になります。プロの小説でも「そんな理由で殺人を思い立つか」と疑問に思うものもあるし、実際に作家の方も苦心しているようですから。

というわけで、筆者がもし殺人事件を書く場合は「過失致死」になるであろうと思います。「殺す気はなかった」という殺人ですね。とはいえ、「そんなことしたら死ぬに決まってるだろ」あるいは逆に「そんなことじゃ死なないだろ」とならないようにしたいので、やはり苦労すると思いますけど(笑)。

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