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彼岸過ぎましたが

いかにも近況報告らしい書き方をすると、今日はお彼岸の次の日でしたが、墓参りに行って来ました。なぜ平日に行ったのは言わないでおくとして(笑)、秋の彼岸といえば「彼岸花」を真っ先に連想します。別名「曼珠沙華」とも言います。綺麗ですよね。どうして真っ先に連想してしまうのかというと、墓参りに行く寺にたくさん生えていたのを憶えているからです。子供の時は墓参りへ行ってもお経には付き合ってられないので、寺の境内で遊ぶわけですよ。池の鯉を眺めたり、石碑に登って飛び降りたり。石碑なんか、登るための窪みの位置まで憶えてます。で、確かその石碑の周りに彼岸花がたくさん生えていました。

彼岸花を見て綺麗だなと思うのは、長く伸びた雄しべと雌しべです。そこが花びらかと思ってしまうくらい、長く伸びてます。本物の花びらの方も真っ赤ないい色なんですが、ちょっとしわしわっとして反り返ってるので「元気ないんか」と言いたくなるような感じです。あと、特徴的なのが茎。葉っぱは下の方に固まってて、茎だけがひたすら長く太く真っ直ぐに伸びてます。茎の皮が結構強いので、茎をうまく剥くと彼岸花のネックレスができるんじゃなかったですか。子供の向けの何かの本(か雑誌)で読んだのをいまだに憶えてます。

別名がたくさんあり、そのうちの一つに「死人花(しびとばな)」があります。墓場に多く咲いてるからですかね、調べたら他に「地獄花(じごくばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」というのもあるらしい。不吉な名前ばっかりじゃないですか。ミステリー小説にぴったりの題材ですね。しかし予想されるとおり、既に作品がたくさんあります。よほどうまいアイデアがない限り、題材にすると「ありきたり」と言われそうな気がします。ちょっと残念。

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