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括弧書きの表記について

本日、「仮想泥棒ゲーム」は第200話に到達しました。それは5日前の近況ノートで予告しましたので、今日は詳しくは触れません。なかなか中途半端なタイミングで200話目を迎えたとは思います。ステージ#6の終了と合わせればよかったですかね。

さて、タイトルどおり、括弧書きの表記について。筆者は基本的に、作品の中で括弧はあまり使わないことにしています。登場人物の心の中のセリフは、字の文章で書いてしまいます。ある文章の中で、注釈的に短いセンテンスを挟みたいときは、ダブルダーシ――これのことです――を使います。「仮想泥棒ゲーム」ではおそらく括弧を使っていないはずです。例外は、本文内に日付を書くときの、曜日を表記するところです。これはその方が普通ですからね。いや、普通なのは日本だけですか。

対して、「Cool & Sensible 湾岸探偵局!」ではときどき括弧を使っています。近況報告でもたびたび使っています。特に「(笑)」の時に。そして、今連載している第4話では、意図的に括弧による注釈的表記を多数取り入れています。意図的、と書いたのは、明日と明後日の第4章(前後編)にて、ちょっと変わった試みをするので、それの予告のようなものになっている、というのを言いたいわけです。ただし、そこで使うのは丸括弧ではありません。二重かぎ括弧です。『 』のことです。しかし、今までに例がないというわけではありません。似たようなことは既に他作品でやられていて、しかもそれのオマージュとしてやっていることを予告しておこうと。はっきり書きましょうか。ホームズの「ギリシャ語通訳」です。あの中で、ギリシャ人どうしが黒板を使って会話するシーンがありますが、それの…と言うわけです。これ以上は、明日明後日の公開分をお楽しみに。

これ以外にも、第4話では今までと違った書き方をしているところがいくつかあります。誰の視点でもない文章を多用しているとか。別に作風を変えようというわけではなく、第4話はそういう文体で書こうと意図しただけですので、お気になさらぬよう。

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