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ミステリーの中の新聞

小説の中に「新聞記事(っぽい文章)」を書きたいため、ネット上の新聞記事をいろいろと調べています。新聞記事というのは書き方にパターンがあって、まず「見出し」、次に「1~2文で概要」、その後に「詳細な記事」となっているようです。このパターンを破ると、嘘っぽい記事に見えてしまいます。

で、参考までに、手持ちのミステリー小説の中から、新聞記事を探し出してみました。嘘っぽいのばっかりです(笑)。素人探偵が読んでいるシーンが多いですが、記事の内容がめちゃくちゃ詳しかったりします。再現ドラマばりに、関係者の会話まで書かれてたりとか。探偵が関係者から情報を聞き取りするシーンを省略したいのでしょうが、こんな新聞記事を挿入するのはリアリティーに欠ける、と思いました。ちなみに、参考にしたのはかなり昔のミステリー小説なのですが、その頃の新聞は「再現ドラマ風記事」が当たり前だったんでしょうかね? よくわかりません。

ともあれ、新聞記事のような文章を書くには、新聞記事をよく読まないといけません。今まで読まなかったわけじゃないですよ(笑)。内容はちゃんと読んでいましたが、「構成」「文体」「定型文」などは意識していなかったということです。で、実はテレビのニュースも同じ構成なんですね。アナウンサーがニュース文を読み上げるときに、画面に表示されるのが「見出し」、最初に読み上げるのが「概要」で、その後に「詳細なニュース」です。見出しと概要で気を引いて、興味があればその後の詳細文を読んでね(聞いてね)ということなんでしょう。

考えると、小説も同じかもしれません。タイトルと出だしで読者の気を引くことができれば、その後も読んでくれることが期待できますから。

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