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書籍化に伴う作品取り下げのお知らせ

 アルファポリス様の第5回ライト文芸大賞にて大賞を受賞した私の作品、「3日戻したその先で、私の知らない12月が来る」の書籍発売の情報が公式サイトで発表されました。
 そのため、アルファポリス様の規約により2023年7月27日で取り下げさせていただきます。
 
 連載中は、タイトルのキャッチーさや作品のテーマ性の強さ。また、落ち込みやすい性格ながら積極的に自分の選択を通していける主人公「侑」のひたむきさで高い評価を頂きました。
 たくさんの方に読んで頂きましたことに感謝申し上げます。
 書籍版では全体的な文章の見直しはもちろんのこと、作品テーマがより伝わりやすくなるよう、展開・構成にも手を入れています。
 発売日は8月中旬ころです。書店などで見かけた際にはお手に取っていただけたら幸いです。

 それでは、宜しくお願い申し上げます。
 

木立花音
 
※ここから、サイトで本作に頂いたレビューを紹介していきます。

巻き戻しつつも歩く彼女に、まだ見ぬ未来がやってくる
★★★ Excellent!!! 沖田ねてる様
ご縁があり、この物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。

本作は主人公の女の子が、事故に遭ってしまった親友をなんとかしようと、自身に宿る時を巻き戻す超能力「リワインド」を使うところから物語が始まります。しかし三日前に戻ってみると、そこには前に見た覚えのない人がいて……と、序盤から先を期待させてくれます。
やがて明かされていくのは、彼女の持つ未練や後悔。初恋の人に似ている彼と親友との間で揺れる葛藤。そして部活動での戦いなど、過去から現在に至るまでの彼女を取り巻く環境です。

本作の魅力は、やはり主人公の彼女だと思います。巻き戻しという特異な能力を持ちつつも、やはりそこは年頃の女の子。最初から上手くできるなんてことはなく、間違えることもあります。しかしだからと言って、巻き戻しを使って今度こそ上手くやってやったぜ、わーい、で終わることもありません。
大切なのは、彼女自身が間違いに気づいて、それと向き合うこと。目を背けていた失敗を見つめ直し、一歩前へと歩き出そうとすること。いつの間にか、一つずつ自分の限界を乗り越えようと頑張る彼女の姿を、自然と応援している自分がいました。

しかも、今後はどんでん返しがあると明記されているので、先が気になって仕方ありません。思わず首を傾げてしまったイチョウの木でのシーンや、もう一つの12月という意味……一体この後、何が待っているのでしょうか。
他の皆さまも、是非読んでみてください。



わかりみと伏線の雪崩
★★★ Excellent!!! ぬるま湯労働組合様
序盤からこれでもかと伏線が張られています。見えない伏線から見える伏線まで、伏線マニアにはたまらない作品です。すぐに回収されず、それでいて時々飴が与えられ、じりじりと読み進めてしまう力があります。

内容に関しては、序盤の創作者あるある、めっちゃ好きでした。創作者は潜在的に乙女なんですよね、みんな…。

主人公のオタクっぽい語り口、バドミントンのシーン、思春期のめんどくさい恋愛模様、そして主人公の未開封のような感情、全てにおいて完璧なバランスの上に成り立っています。

いい作品でした!
ほんと読めてよかったです…。伏線の回収ありきの作品だと思うので、早く続き書いてくださいね(圧)



読んで、戻して、また読んで
★★★ Excellent!!! 天音こかげ様
本作は時間を三日きっかり戻すことの出来る、「リワインド」という特殊な力を使うことができる女子高校生が主人公の青春物語です。
『現代SF×青春』。SFは難しそうに見えますが、学園青春の要素があることでその実入り口の広い作品。

本作の魅力は何と言っても登場人物達の繊細な描き方!
主人公をはじめとして、皆がそれぞれ抱えているモノがあり、高校生という多感な時期なりの悩み、葛藤を等身大のまま描かれています。
そんな悩みや自分の過去と正直に向き合い、人と人が関わって成長していく様は、甘酸っぱくも美しい。

ご都合的な展開はなく、誰もが一挙手一投足に何かしら理由があって動いているので、物語に納得しながら読むことができることでしょう。
主人公が過去にしてきた後悔や未練をエピソードで交えてくることで、今の彼女の等身大を知ることができるという実に巧みで見事な構成。この理由付けの上手さがこの物語で光る部分です。

また、SF要素としての時間逆行のイイところ。
戻したということは本来進むべきだった未来から何かしら変化を起きるということ。
本作は伏線が多くちりばめられていそうな雰囲気が沢山施されています。
是非、読者の皆さんもページを戻してみて、何がどう変わったのか、主軸だけでなく細かなところも見るとより面白くなってくるはず!


素敵な作品です。是非、ご一読を!



これはいいものだ!
★★★ Excellent!!! 雑食ベアー様
序盤から伏線バリバリの今作
それだけではない! 文章の構成に引き込まれる物語!
そしてタイムリープ特有の改変できるか?
気になる方は是非! お読みください



未来を見つめる物語です
★★★ Excellent!!! 香澄 翔様
本作は作中で「リワインド」と称されるいわゆるタイムリープする能力をもつ少女が主人公です。

だけどこの作品の魅力はタイムリープして時間を戻す事自体にもありますが、それに頼った物語構成にはなっておらず、タイムリープそのものは作中での一つのエッセンスであり、多数の魅力が軸になっているところにあると思いました。

青春の中で感じる甘酸っぱさ、すれ違う気持ち。恋愛もののストーリーとしてしっかりまとまっているところが最大の魅力かなと思います。

絵画であったり、バドミントンであったり、作中にある要素が青春ストーリーとしての盛り上がりを増して、それらの要素だけでも楽しめます。

その上で時間を戻す事によって生じる事象、そしてその弊害。
そこがお話をきちんと彩っているところが秀逸だと感じました。

文章もきっちりまとまっていて、テーマ性がはっきりしているのも、さらに作品を盛り上げています。

このお話は過去に戻る力をもった少女が主人公です。
だけどもお話のテーマとしては未来を見ているお話だと思います。

時間遡行そのものが主題ではなく、それを一つの要素としてうまく取り入れているところが何よりもお話としての完成度を高めているなと思いました。

興味をもった方はぜひご一読ください。
きっと心地よい読後感を得られると思います。



これはすごい!
★★★ Excellent!!! Terry & Ramen様
軽い気持ちで読んでみたら、
最後まで読んでしまい、泣きました!

内容のreality、ストーリー、描出力の3点がすさまじいです。
主人公を含めて登場人物がイイ!
読んでたら日曜昼に外に出る予定がおじゃんになりました。

応援しています。
本出たらDMください、必ず買います。



時間遡行
★★★ Excellent!!! 杯東響時様
まず面白いと思ったのは時間遡行時に位置のズレ等が生じることです。この手のは少なくともボクは読んだこと無かったのですごく新鮮です。

まだボクは序盤までしか読めてませんがそれでも惹き込まれる抜群の文章力。素晴らしいと思います!



真の強さ、優しさを知る物語
★★★ Excellent!!! 桜 透空様
 ようやく読み終えました。花音さんの小説は以前から読みたいと思っていたのですが、どれを読もうか迷ってしまって。でもタイトルの意味を知りたくてこちらを読むことにしました。
 序章から怒涛の展開ですでに沢山の伏線がちらほら。この先どう展開していくのか楽しみな始まりでした。

 会話文と地の文のバランスもとても良くて読みやすかったです。
 バドミントンの詳しいルールなどは知らなかったのですが、試合の場面では息を呑むように躍動感が伝わってきてこちら側も熱くなってました!
 恋、友情、家族。どれも侑にとっては大切な存在だった、という胸が熱くなる場面が何度もあって目頭がじんわりと熱くなりました。 

 どのキャラクターも存在感がありますね。特に侑のキャラが一番好きです。友達になりたいですね。次に優子さん。
 思春期特有の葛藤や迷いは勿論あるけれど、リワインド抜きでもそれらを跳ね返すような芯の強さを侑に感じました。だからこそ優しさが光るものです。
 優子さんは登場時から謎な感じではありましたが、もしかしたらそうなのかも……という思いもありました。優子さんと侑の場面『答え合わせをしましょうか?』では、迫真迫る二人の感情がこれでもかというくらい全面に押し出されていて涙腺崩壊でしたが。
 勢いで書いてしまいましたが。あまりレビューは書かないのでおかしな文章になっているかもしれませんが。とにかく伝えたいことは書きました!
 
 とても大切なことを教えて頂いたような気持ちになる、こちらの作品。
 この作品に出会えたことに感謝します。読ませて頂きありがとうございました。 



王道ど真ん中パワー
★★★ Excellent!!! エコエコ河江(かわえ)様
いくつもの類似品がある中で、
いくつでも読みたい根源的な刺激をくれました。

 特色は舞台装置にあります。
おえかきとスポーツ大会、
片方では足りない結末にも、
両方だからたどり着ける。
もちろん必要によって結びついています。
学校からスポーツ大会に参加するうち選手でない位置を思い出せてとても気持ちがよい。

 総じて腕がよい。みならいます。



さすが受賞作
★★★ Excellent!!! 春顔様
受賞作と聞いて参考にしようと思い読みに来たのですが、
来た時点で章タイトルが詩的で、素敵で読みたい気持ちが溢れました。

読んでみると、やはり好みどストライクで、止まらなくなりした。

とても素敵なお話です。

コメント

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