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思いついたキャラ設定を活かせるかどうか

 おじさん家政夫と女の子の日常が見たいです。
 いや、別に家政夫である必要はありません。ただ、三十代半ばくらいの男性と二十歳前後の女性の恋愛ではない話を読みたいんです。どうして私が思いつくような設定なのに探しても無いのか。それは私の好みが流行りではないからなんですけれど。

 気が弱くて不幸の良く似合う男性が好きです。話が通じるくらいに頭が良くて、何なら勉強はそこそこに出来て頑張ってきたけれど、対人関係で上手くいかなくて落ちぶれてきた人がとりわけ好きです。理想といっても構いません。そういう人を魅力的に表現したいと思うのですよ。
 だから、添え物として若い女性を置く。明るくて社交性に富んだ人が良いですね。外見もそれなりに良くて、欠点を恥じる必要が無いほどに立派な人が良いです。

 一応頑張ってきた過去があるから、自己評価は低いのに変なところでプライドの高い男性。一方、恵まれた才能に普通以上の努力を積んで、理不尽な障害のない素晴らしい環境で育ってきた、将来有望でいて、天才を知るが故に謙虚さを持つ女性。
 男性は女性を見て才能と環境の差を妬むし、人格を知って自己嫌悪でへこむ。女性は男性のことを可哀想で可愛いなあ、と思う。そんな関係が良いですね。

 さて、問題は、ですよ。こんな話は存在しません。私が書かない限りこの世に存在しえません。どこかの物書きさんが偶然にも私と同じ好みで、ちょうど同じような設定を思いついて執筆してくれて、それが私の目に入る、なんてほぼ有り得ないですもの。

 だからといって、1000字以上を書くのは得意ではないんですよね。思いつくがままに書くというのがどうも苦手なんです。ここは指示語を使わないほうがいいかな、とか、ここの言葉はこっちのほうがいいかな、とか、ここの展開はこうしたほうがわかりやすいかな、とか。勢いで書いて後から修正というのができないタイプなんですよね。気軽に読み捨てられるweb小説において速さは貴ばれるものなのに。

 というわけで、私はキャラ設定を物語として活かせずに終わってしまうことが多いんですよね。



 ああでも、近況ノートは良いですね。語尾だの口語だのを気にせずに書くことにしたから、とっても気が楽だ。いっそこのくらい楽な気持ちで書けばいいんでしょうか。ねえ? どうなんでしょう。

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