小説を読むにあたって、主人公に自己投影をしたいとは思う人はどのくらいいるのでしょうか。
私はひねくれた人や変わっている人が好きで、世間から好もしく思われない性質をそのままに書きたいタイプです。もちろん自分が全く理解できない性格のキャラクターは描写できません。しかし、共感できなくとも理解できて、その性格に何らかの価値を見出せるのならば書きたいですし、自己投影なんてする必要が無いと思います。むしろ、自分と重なる部分があればあるほどに現実がちらついてしまって、創作の良さを純粋に楽しめないような気がします。
ですから、小説を読む方、書く方のどちらにも伺いたいのです。自己投影、したいですか? したいのなら、理由は何でしょうか?
世界観やストーリーではなくキャラクターを重視する作品において、自己投影できることの価値を知りたいです。