新作小説の
『ぼくたちは生まれ、そして死んでいく— 還らざるロケット推進戦闘機隊』
に出てくる架空機
ロケット推進戦闘機 菱星航空機 キ201【麁正(アラマサ)】
3Dモデル化報告と解説です。
Kfactory様の【試製秋水】暫定版 Ver0.1 を改造させて頂いております。m(_ _)m
うっかり「機首に30ミリ機関砲が4門集中配置されている」
なんて書いちゃったので、いろいろ改造が必要になり
4門も30ミリ、ホ155-Ⅲを付けるとなると機首がデカくならなきゃいかん
バランスを取るために垂直尾翼もデカく長くならなきゃいかん
胴体も延長! でも、「スズメみたいで可愛い」ってのも書いちゃったから
あんまりフォルムを変えないで……
みたいな塩梅で元ネタの『秋水』を改造して作るわけです。
今回の改造。
カナード翼と安定板の追加、風防、フォルム、尾翼の形状を調整しました。
少し『震電』ぽくなっていますが、それもそのはず。
元々の「命中率が一番高くなる機首に重武装の30ミリ固定機関砲が4門も集中配置」という小説のくだりは、震電のそれをイメージして書かれたものだからです。
しかし、ここで大問題が。
メインの元ネタである。『秋水』には、ろくに機首と呼べる部分が無いのです。
あちゃー。
このままでは、絶対にでっかい30ミリ機関砲(海軍では機銃と呼ぶ)が四つも入るわけがありません。
で、機首を延長し、想像で はみ出すであろう箇所は盛り上げたというワケです。
ここでまた疑問
これは相当フロントヘビーになっちゃったのではないか? と
航空機は前後のバランスとても重要。
なんとかせねば、という流れで今回のカナード翼等の増加改修となったワケです。
機関砲の位置についても
そりゃ震電みたく機首上面の四つ並べるのが一番カッコイイのですが、
震電ほどの機首を長く出来ない(バランス的に)ので
そのまま機関砲を入れると、操縦席に突き出てしまうであろうという事で、中心から逃すように四方に配置してあります。
上の機関砲と下の機関砲で位置が前後しているのも『嵩張る機関部分が干渉しないようにずらしてある』という理由なワケです。(実機でもよくある)
ちなみに搭載されている武装は、震電に搭載されている海軍の『五式三十粍固定機銃』ではなく。
陸軍のホ155-IIの発展形である架空の『ホ155-Ⅲ』となっております。
ではまた。ヽ(・д・)ノ
