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新刊が出ます!『後宮の闇に月華は謡う琥珀国墨夜伝二』

お久しぶりです。紙屋ねこです。
体調不良と作業進行もろもろですっかり止まってましたが、カクヨムから投稿しての第8回 角川文庫キャラクター小説大賞の奨励賞をいただいた『鵲の白きを見れば黄泉がえり~死者の手紙届けます』が『後宮の宵に月華は輝く 琥珀国墨夜伝』と改題して去年2023年の10月に文庫として発行されたのですが、1年経ってようやく続けが出せる運びとなりました!

書くのが遅い!

去年の12月ぐらいからかなり体調が悪く、なかなかプロットも通らず…色々ありましてようやく二巻が出ますよと言うご報告ができる段階になりました。

その間に、第9回 角川文庫キャラクター小説大賞から
佐木真紘先生の『銀の蝶は密命を抱く 翠国文官伝』が発行されたり
https://kakuyomu.jp/works/16818093083280296898

ひっそりとカクヨム投稿から受賞者が続いたことをよろこんでいたりしました!

じゃん
書影も出てます
夏月《かげつ》の背後に憂いありげに佇んでいるのは洪長官です。
実は色々と物語と関わりありそうな漢詩などの文字をちりばめていただいているのですが、いろいろなところに隠れてしまったので
よろしければ七原しえ先生のアカウントでご確認ください!
https://x.com/nanaharasie/status/1843598196104409436

タイトルの背後には灰塵庵の文字もチラリ

Web版と紙書籍を読み比べてくださった方はご存知だと思うのですが
かなり改稿して別物になっております
その間に、代書屋としてはわりといいエピソードだけど
物語として本流に絡んでいない朱銅印《しゅどういん》と良良《りょうりょう》の恋愛エピソードを削っており
泣く泣く「夜の月も悪くない」を削っていたのです

これわりと長い話なのと謎解きがあるので
どんなに削っても削っても10Pくらいありまして…
入れられなかったのでした

実はキャラをもう少し整理しましょうという話もあり
そのまま朱銅印も存在ごと抹消されそうだったのですが
個人的に私が朱銅印を気に入っていたのと
時間がなくて、Web版の方に入れられなかったざまぁシーンを文庫版には入れられたこともあり
(このシーンは最初のプロットでは予定していたのですが、投稿作ではページ数的に入らなかったのです…)
そんな理由で生きながらえた朱銅印なんですが
なんと二巻でも出番がありますwww
(新刊の売りを脇役から語るってどうなんだ)

いやもちろん、洪長官との爽やかな上司と部下の場面もありますし
メインは泰山府君です!

泰山府君のいいシーンはたくさんあります!

今回の二巻はある意味では、泰山府君にも、もっと花を持たせてあげよう巻なので、いっぱい出番があってめちゃくちゃ活躍してます
しかし表紙には出なかったので…
よかったら二巻をお手にとってやってください
もし三巻を出させていただく機会があれば次こそ、あの七原しえ先生にデザインしていただいた華麗な泰山府君が表紙になるかも~~~

いやお願いじゃなくて宣伝したいなら小説の一本も上げろ!って話なのですが、わりと体調不良だったときに本当に動けなくて
永野護展も行けなくて、くやしい…くやしいよーってなってたせいか
元気になったら反動で
「今出かけなかったらもう出かけられないかもー」と
2022年二はコロナ禍で諦めた「韓国ミュージカル・フランケンシュタイン」の再演があったりして
完全に狂ってました

狂うものがあるっていいものですね

いま韓国のミュージカルは大変熱く
またシナリオや構成のあり方では大変勉強になるところもあり

めちゃくちゃ栄養をもらってきました
2025には日本でも公演がある演目なので興味がある方は是非見てー

あ、宣伝なのに明後日の方向に向かってしまった

書きたかったジャンルとしてはファンタジーの中のミステリで
これは大きく大別しますと
たとえば「薬屋のひとりごと」のようにある種の現代知識無双のタイプと
「ロード・エルメロイ二世の事件簿」のように魔法などのファンタジー要素の方にからくりがあるタイプの二種類に大別されると思います

最初自分が思い描いていたのは
「修道士カドフェル」シリーズのようなイメージだったのですが
泰山府君(神様)を出してる時点でファンタジー要素とは無縁でいられず
ある種、ファンタジー要素のミステリーと現実のミステリー要素が絡まり合うような設定になっており
「え、これプロットを立てるのが難しいのでは?」ってなったのでした

あと私はあまりプロットを他人にうまく説明するのが下手なんだなと
つくづくと思いましたが
できあがった物語は自信を持って
いまの自分が書ける最高の面白さを詰めました

代書屋でありながら女官との二重生活を送る夏月
泰山府君との黄泉がえりの取引のため、冥界の鬼や怪異との事件にも関わり……冥府の神・泰山府君とともに現世と冥界の秘密に迫る
天才代書屋・藍夏月の謎解きミステリ×中華ファンタジー第二弾!

よかったら予約、ないし書店で見かけたらお手にとってやってくださいませ


本格ミステリ…じゃないのですが実は今回、張り切って
謎を作ったのですが

【追記】
ああっ、文章をアップしたのと入れ違いに担当さんからご連絡があり
画像処理していただいてるみたいです
ブログみたいに線入れられないので最初の文章も念のため残しますが

↓↓↓この部分は電子書籍でも大丈夫みたいです

―――――――――
電子書籍だとフォントやサイズの変更が可能なため
謎部分の装丁?が崩れてしまうかもです
これはひとえにわたしが早い段階で謎のイメージを詰め切らなかったためなので
もし電子にしようか紙にしようか悩んでるのでしたら
できれば紙の方が謎解きしやすいかもです
―――――――――
よろしくお願いします!

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