歴史的人物を冠した小説を書いているせいかいろいろ考えたり、同じ歴史小説作家さんと意見交換したりします。
基本的には歴史に忠実でありたいと思いますが、肝心の歴史の方が変わったりすることがあります。
特に島津は資料が比較的少なく、研究者も新進気鋭の方が多いので新事実や旧来の解釈との違いなどが多く出ます。
私自身は歴史とフィクションを意識していればどちらもアリだと思います。
最近の歴史史実至上主義の流れを受けて大家の司馬遼太郎さんが批判されることを度々聞きますが、司馬さん自身は自分は作家であって歴史家ではないといった発言をしていると聞いています。
有名な三国志も陳寿はじめ史家の内容と羅漢中の三国志演義が共存していますので、あのような形で小説を見てもらえたら幸いです。
ゼロからはじめる島津大河誘致、これからも寛大な目でよろしくお願いします。