六作目は五作目と言った『転生聖女は聖杖職人』よりも前、『転生錬金少女のスローライフ』を完結させた直後に急いで書いていましたが、あんまりログラインが固まっていない開拓物で区切りをつけにくいから十万文字近辺で放置していました。
六作目も七作目も第一部と冠しているのは、一冊分として都合がいい分量で区切りをつける習慣をつける試みです。また、そこまで書いて伸びなければその時点で完結するのに丁度いいと思ったからですが…なかなか難しいものですね。まだログラインやプロットだけでは分量をはかれないようで綺麗に終われません。
さらに手慰みに短編(私小説、八作目…という内容でもないですが)も一万文字くらい書いたものの、こちらは公開できる内容かわからないのでカクコンが来ても放置するかもしれません。
なぜなら、私小説は作品の主人公が自分自身の体験を綴る形式で書いた小説ということですから、基本的にノンフィクションな訳です。書いていてなんですが、我に帰ると恥ずかしい。これは出したらダメでしょうと、冷静になるほどにテンションが下がっていく。多分、お題通り死んで墓に持っていくべき内容なのでしょう。まあ、そう、お題に設定されているのですが。
これに投稿する人は、なかなか勇気があるのだろうと逆に感心してしまいました。
最近、「アオイホノオ」という作品を書いた漫画家が「燃えよペン」と言う有名作を出すとき担当編集に一度断ったという動画を視聴しました。なぜなら、当時は類似作は「まんが道」という巨匠が書いた自叙伝しかなかったからだそうです。
簡単に言うとそれに通じる内容ですが、島本和彦大先生と私では比べるべくもないから、例に出すのも烏滸がましい。
さて、荷が降りたところで九作目のネタでも考えます! 企画部やデジタルマーケティング部にいた時に思いましたが、企画段階が一番楽しいものです。リリース後、プロジェクトがクソ失敗した時は地獄ですが。
リワードのおかげで小説書きの参考図書も遠慮なく買いまくってますし、数年書き続けられたなら、抜け漏れのない詳細仕様書を書いた後のプログラマーのように、何も考えずにコーディングできる日が来ることを祈りたいものです。
ただ、前職の経験からするとそのレベルまでやっていると時間がかかりすぎて製品の市場投入が遅れ、他社に開発競争で負けるという…うッ! 頭が!
では、次回は公開する12月1日に。