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デモクリトスから

 中学生の頃の理科の先生に
「発明発見物語全集 3 原子 デモクリトスから素粒子まで」
を薦められた。
 その後、相対性理論まで続ければ良かったのに
途中でゲームに夢中になってしまい、この歳になるまでまともに自然科学を学んでいなかったなあと思い、
「すごい物理学入門」 (カルロ・ロヴェッリ)からの「すごい物理学講義」を読み始めて、ようやくいろいろ繋がった。

 宇宙は三次元的球体、というか、真っ直ぐ進んでいくと元のところに戻ってしまう、という描写について、途中で「非ユークリッド空間ですよ!」と云われなかったら、どうにもならない脳なのだった。文系の脳味噌で理系の教科書を読んでいるのであった。

 学生の頃、リカレントという言葉もなかったが、高校の数学の先生が、再度学部入学されたと聞いて、なんでまた?としか思わなかった。
 さて一方、歴史のある図書館に行くと、文学だけでなく、社会科学や自然科学も「全集」を編んでいた時代があったようで、(昭和の高度成長期くらい?)「DNAって二重螺旋構造をしているんだって!」といった当時の最新の知見が、もう21世紀では義務教育レベルで普及しているわけで。
 一方で、「大学レベルの数学」を今見ると、「統計」があり、あれ?第二次ベビーブーマーの頃って高校生の数学Aでやらなかったっけ???などとなっている。
 つまり、以上の二点から、「現在の大学生が習う数学」ってのは、また通わないと分からないのだった。うわあ、高校の先生はタイヘンだあ。

 あと私が学生の頃の英語の勉強法として、NHKのラジオ講座の聞取り書き取りが有効だったが、今は、小学生英語であっても、語彙数はともかくスピードがネイティブなので、英語が苦手なヒトにとっては、さらにハードルが高くなったものであるなあ。
 英単語は、4分冊の本「究極の英単語」が良いと近藤康太郎氏が薦めていた。2か3まで読めれば雑誌が読めるそうな。私はラテン語の語源が載ってる辞書が好きだったなあ。

 話が物理学に戻ると、学生時代に化学をかじっていたので、量子力学や量子化学は馴染み深い(ボーアの原子模型、水素原子の土星モデル、「電子雲」、シュレ猫)が、数学はアレなので、非ユークリッド空間がアレなのだった。とりあえずデカルトの『方法序説』にならうしかないのだった。(次元を少なくして直感的に理解するしか無い。)
 とはいいつつ、最近は元素の種類は111じゃなくて118だ。あと原子の殻ごとの分布はあの規則だった。

 個人的には、別に相対論と量子論は、統一しなくても良くなくね?ってなってる。地球の核でさえもヨクワカランのだし。固体の密度で、液体の反応性と流動性を併せ持ってるとかでもアリだと思うし、人工的に作り出しても制御でき無いンじゃね?とか。軍事利用しようとして「地球破壊バクダン~ビカビカビカー、ネズミを駆逐して新世界の神に俺はなるってばよー」となるのがオチなのでは。
 ジャンプ漫画ついでに、大きな鉱物天体の核には、なんとなくナルトの螺旋丸らしさ感じてる。高温高熱の鉄の塊が高速回転して電磁誘導とかしてるんじゃね?とか、重力波で「我が重力波の下にひれ伏せ地上の愚民ども」って俺Tueeしてるんじゃないだろうか地球の核とか太陽の核とか。

 まあウィトゲンシュタインの「語り得ないものについては語ってはならない」で、思考実験に留めておいたほうが良さそうな気がしますが。

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