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水平線と暦

小ネタ?雑知識か。
いや、むしろ唯の雑記です。

水平線と暦の関係、ってピンとくる?
地平線でなく敢えて水平線ね。ホライズン。
ああ地球が丸くて惑星軌道から計算するよね、って直ぐ思いついた人。
さすが。
じゃあ三角関数は?
出発地点は4,000年前のエジプト~バビロニア。
紆余曲折あり、天文学や地測学の必要から各地で発展し、単位の問題を内包しつつ現代でもなお応用が進む学問。
まー、簡単な直角三角形の話しかしないけど。

でだ。
成人男性の目線の高さを1.5mとしよう。
目から水平線までおよそ4.4km、つまり4,400mね。
昔々は実測したらしいね。
直角三角形の斜辺の長さは、直角する底辺と高さをそれぞれ二乗して足した数字を1/2乗、つまり平方根で算出できる。
これで何が解るか?
平面円の中心から半径プラス1.5m長い辺を斜辺、半径を底辺、さっきの斜辺を高さとした円がある、と仮定できるのだ!
つまり成人男性の足下には円が、ひいては球体がある!
と気がつくわけだ。

足下が球体なら、回るんじゃね?
と思いついた人が居たんだろう。
暗い部屋で丸い玉に光を当てると明るい部分と暗い部分に分かれ、かつ玉を回せば明暗も動くと感づいた人も居たんだろう。
更にその明暗を昼夜に見立てて春夏秋冬の記録をつけ、足下の球体の大きさけら光源までの距離を推算した人まで居たに違いない。
細かい計算は全部省いたけれど、ガリレオ・ガリレイが宗教裁判後にボソッと呟いた”それでも地球は回っている”のガイドラインくらいにはなるだろうか。

天才は、天才なのだ。
後世で単に公式を弄くってるオレらのような連中には想像も付かない程の知識と発想を以て、知識の荒野を開拓してゆく。
例え剣と魔法の蔓延る世の中だったとしても、天才は必ず現れる。
筋力で優れるとか魔力?が多いとかチートスキルなんてもんではなく、地道な作業を積み重ねられる泥臭い天才が。
どんな神様が居ても、暦は必要だろう。
昼と夜があるなら日照時間の増減は必須だし、1年間の区切りだってあるよな。
計算で、出るぞ。てか出してるよな?
まさかご神託で1年間は何日です~冬至・夏至はいつです~とかアリエンテ?
どこかのなろう小説で”変人の文官(神官?)が観測所で合議し、暦をキメてる”って描写があった覚えがあるけど、ああちゃんと考えてるなぁと感心した思い出。


・・・いかん、結局批判になってもうた。
起承転結を意識したつもりだったけど、まだまだ習作程度だ。
もう少し書き重ねてみてから、想起帳から創作に移してみようかな。

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