ヒメ「先生、明日はクリスマスですよ!!」
シリル「くりすます? とはなんだ?」
ヒメ「私がいた世界の行事ごとで、親しい人とパーティを開いたりプレゼントを送りあったりします!!」
シリル「こちらの祈りの日のようなものか」
ヒメ「はい!! あ、でも、クリスマスにはサンタさんが来るんですよ!!」
シリル「さん太?」
ヒメ「多分その表記の人じゃないです」
シリル「……で、そのさんたとは何だ」
ヒメ「夜になると窓や煙突からおうちの中に入って、子どもたちの枕元にそっとプレゼントを置いて行ってくれる優しいおじいさんです」
シリル「変質者か」
ヒメ「ちがぁぁぁう!!」
シリル「大体、夜に気付かぬうちに侵入するとは、不法侵入にあたるのではないか? そいつ、犯罪歴は? 君も被害にあったのか?」
ヒメ「サンタさんを犯罪者にしないでぇぇぇ!!」
シリル「違うのか」
ヒメ「サンタさんは、子どもたちに夢と希望を与える素敵な人なんですっ!!」
シリル「犯罪者が夢と希望を……。ますます奇妙な風習だな」
ヒメ「だから──!!」
シリル「なら……今夜は夜通し、君をずっと見張っているとしよう。その妙な犯罪者が来ないように」
ヒメ「〜〜〜〜っ!! ……よろしくお願いします(ごめんなさいサンタさん)
」
シリルの天然は今日も安定です。
皆様今日は良きイブを。
そして明日は良きクリスマスをお過ごしください( ´ ▽ ` )